友人や会社の人と会話する中で、
「他の人と比べて自分はつまらないな」「もっと面白い人になりたい」
と思ったことありませんか?
実は面白い人なるにはコツがあります。
今回の記事では、書籍「くすぶり中年の逆襲」から、M-1王者の錦鯉が面白くなるために実践した方法を解説していきます。
書籍では、錦鯉がブレイクするまでのエピソードがたくさん紹介されています。
■錦鯉とは
2020年:長谷川さん49歳、渡辺さん42歳でM-1グランプリ決勝に初めて出場
2021年:M-1グランプリ優勝(長谷川さんは史上初の50代優勝)
錦鯉は若い頃から活躍した訳ではなく、お笑いの仕事で全く結果を出せませんでした。
沢山失敗したからこそ、どの方法を取り入れたらいいのか理解しています。
つまり面白くなる一番の方法を知っている。
自分を面白くないと思っている人は、今回の記事を学ぶことで、着実に面白くなっていきます。
そして、ある程度自信がある人も、今までのやり方を確認する機会になるので、書籍から学べる点はあるでしょう。
ムックン@お笑い講師
面白い人になるための心構え
面白くなるための具体的な方法を解説する前に、心構えを2つ紹介します。
- 他人と比較しない
- 「ウケてない」と「スベっている」は違う
心構え①:他人と比較しない
書籍で長谷川氏は生きていくうえで、以下の発言しています。
親と他人と過去の自分、この三者と自分を比較しない「比較三原則」を意識していれば、ものすごく楽に生きられると思うんだ。
参照「くすぶり中年の逆襲」P.102
面白い人になるには他人と比較するのをやめましょう。
「人と比較する」というのは、誰もがしてしまいます。
しかし、この思考が強くなると、自分が面白くなっても、
- もっと面白い人見て落ち込む
- 周囲の評価が気になって、行動が制限される
- 自分に自信が持てない
ネガティブな感情が沸き起こってしまいます。
比較しないようにしたい。
必要以上に人と比べないようにするには、以下の方法があります。
- SNSの利用を減らす
- 知人、友人との関係を見直す
- 現在の自分に目を向ける(頑張ったこと、出来たこと)
人と比べないために、人と比べてしまう要因となる環境を見直すのがおすすめ。
現在の自分に目を向けて、自信を持てる部分を増やしてください。
自分と相手の違いを理解して、不必要な落ち込みを捨て、自分の面白さを伸ばしていきましょう。
面白さは人と比べるもんではない。
心構え②:「ウケてない」と「スベっている」は違う
書籍で渡辺氏は笑いが取れない理由について、以下の発言しています。
ウケていない、というのは伝わっていないだけで、面白いことをやってはいるんだよね。
でも、スベっているヤツは本当につまらない。
ここをはき違えないようにしようと思ったな。
「ウケてない」と「スベってる」は違う。
参照「くすぶり中年の逆襲」P.129
面白い話をして、相手の反応がなかったといって、「笑いの才能がない」と決めつけるのは間違い。
多くの人が、自分では面白いことを伝えられたと思っても、相手に内容が伝わっていません。
笑いを取るには、聞いている人が自分の言いたいことを理解していることがポイントです。
錦鯉の漫才はどこが面白いとかすぐにわかるでしょう。
相手に伝えるうえで以下のことを意識してください。
- 分かりやすい言葉を使う(専門用語とか使わない)
- 主語が抜けていないか確認する
- 聞き取りやすい声量、スピードで話す
これらのポイントを実行できればより相手に理解してもらえます。
笑いがなかったから、「私には才能がない」と考えず、伝える技術を伸ばしていきましょう。
今まで、伝え方が下手で誰も笑えなかった話で、周りを笑顔にできるはずです。
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面白い人になるための方法 4選
ここまで面白い人になるための心構えを紹介しました。
面白い人になるための具体的な方法は以下の4つです。
- 人のモノマネから入る
- 気づく
- 大きくリアクションをとる
- 見た目を意識する
方法①:人のモノマネから入る
長谷川氏は若手の頃のタカアンドトシさんについて、以下の発言しています。
北海道時代にタカトシとよく遊びに行ったんだけど、ドライブする時でも、タカは録音したダウンタウンさんの漫才を、カーステレオでずっと聞いていた。
擦り切れるまでテープを聞いて、お二人の会話のリズムやテンポだけでなく、ふって、ボケて、ツッコむ漫才の基本を、耳から体にしみ込ませたんだね。
参照「くすぶり中年の逆襲」P.88
一番手っ取り早く面白くなる方法として、「人のモノマネすること」です。
この方法であれば、自分で考えなくてもラクに試すことができる。
人によって笑わせる方法は多少違えども、笑わせるために必要な基本はあります。
それに気付くには、面白い人を真似ていくのが一番手っ取り早いです。
どう真似したらいいの?
モノマネすべきポイントを紹介します。
- 動き、立ち振る舞い
- 言い方、イントネーション
- 話すスピード
少しでも面白い人をモノマネする気持ちが湧いて来たら、思い切ってしてみることが大事。
どれか一つでも、できるようになれば大成功!
「それって、〇〇さんっぽい」と言われるくらいモノマネしてみて下さい。
私はフット後藤さんのツッコミを練習したで。
方法②:気づく
長谷川氏は面白くなる上で大事なことについて、以下の発言しています。
まず最初は「気づく」ことで、今度はそれを基に自分のスタイルを「築く」ことなんだろうね。
参照「くすぶり中年の逆襲」P.92
本を読んだりお笑いの動画を観たりして勉強しているはずなのに、成果が出ないことがあるでしょう。
それは、学んだという事実に満足しているだけなのかもしれません。
ただ勉強しただけでは自分を変えることができないのです。
じゃあ、なにをしたらいいの?
面白くなるためには、勉強して気づくことが大切です。
気づくことで、はじめて理解にいたるので、自分を変えられるわけです。
学んでいるときに感覚で良いので以下のことを自分なりに考えてみましょう。
- 何が一番大事なのか
- 自分ができる、できないこと
- もっとどうすれば面白くなるのか
気づくことで、自分の個性やできる人の特徴を知るきっかけとなります。
「なんだ、面白い人は実はすごく、話がコンパクトじゃないか・・・」ということがわかったら、もう上達している証拠です。
気づきを自分の生活に取り入れて面白い人になりましょう。
芸人さんのエピソードトークの書き起こしはおすすめ。
方法③:大きくリアクションをとる
渡辺氏はテレビに出る上で気をつけていることについて、以下の発言しています。
基本的には相手の話をよく聞いて、大きなリアクションをとることなんだ。
参照「くすぶり中年の逆襲」P.25
皆さんは、「相手の話をよく聞いて、リアクションとっている!」と自信持って言えますか?
面白い人は、「相手の話の聞き方が大事。」と知っています。
大きなリアクションで聞き続けた方が、場が盛り上がるからです。
多くの人は話しを聞くより、聞いてもらう方が好きやで。
例えば、明石家さんまさんは話すイメージが強いですが、話を聞くのがとても上手です。
明石家さんまさんの聞き方で参考にしたいポイントは以下の通り。
- 相づちの種類が豊富
- 大きなリアクション
- あらゆる角度から質問する
明石家さんまさんは常に相手が楽しく会話できる空気をつくることに意識しているでしょう。
話の聞き方次第で「美味しいもの」や「お金を貰う」のと同じくらいの満足感を話し手に与えることができます。
自分が話を聞く時の「態度」「表情」「相づち」色んなものを見直してみてください。
方法④:見た目を意識する
長谷川氏は衣装(見た目)について、以下の発言しています。
やっぱりスーツはいいね。
ネタの中身は変わっていないのに、スーツで出て行っただけで「よくなった」と言われたこともあるし。
見る人の気持ちも変わるのかな。
参照「くすぶり中年の逆襲」P.153
錦鯉はコンビを組みたての頃、2人とも普段着(長谷川氏:アロハシャツ、渡辺氏:Tシャツ)で漫才をやっていました。
普段着からスーツに変えたことで、同じネタでも笑いの量が増えたと言ってます。
つまり、人との会話において「見た目」の与える影響が大きいということです。
面白くなりたいなら身なりを整えてください。
どういう身なりにしたらいいの?
身なりを整えると言っても、高級品を身につける必要はなく、以下のことを意識してください。
- 清潔感のある服装:シワや汚れが目立たないか
- 髪型を整える:寝ぐせはないか、ボサボサではないか
- 姿勢:猫背になってないか
M-1王者になる人は、ネタもそうですがやはり見た目にも時間をかけています。
髪形や服装の清潔感は、そのまま他人に安心感を与え、笑いやすい雰囲気を作り出すからです。
清潔感がないと話しの内容より見た目に意識がいってとても笑えません。
面白くなるために、話し方や動きを変えるのも必要ですが、見た目も意識しましょう。
相手が話したいと思う服装ですか?
まとめ:面白くなりたいなら今すぐ実行しよう
今回の記事では、書籍「くすぶり中年の逆襲」をもとに、次の2点を解説しました。
- 面白い人になるための心構え
- 面白い人になるための方法 4選
1.面白い人になるための心構え
面白い人の心構えとして、次の2つを紹介しました。
■他人と比較しない
→親と他人と過去の自分、この三者と自分を比較しない
■「ウケてない」と「スベっている」は違う
→「ウケていない」というのは伝わっていないだけで、面白いことをやってはいる。
「スベっている」というのはやっていること自体が面白くない。
2.面白い人になるための方法 4選
面白い人になるための方法として、次の4つを紹介しました。
■人のモノマネから入る
→自分が面白いと思う人の話し方・姿勢・身振り手振りをモノマネする。
■気づく
→学んでいるときに、「何が一番大事なのか」「自分ができる・できないこと」に気付く。
■大きくリアクションをとる
→人の話を聞くときは、大きなリアクションをとる。
■見た目を意識する
→自分の身なりを整える。
なお、いずれも行動しないと、知っているだけでは面白くなれません。
以下のリンクから購入できるので、興味のある人は読んでみてや^^
このブログでは繰り返し伝え続けていることですが、面白さは才能だけで決まりません。
テレビに出ている芸人は、ほとんど「自分は才能ある」と言わないでしょう。
世の中ではコミュニケーション能力に差が広がり続けています。
- 才能ないとわかっていても学び続ける人
- 才能ないとあきらめてしまっている人
錦鯉が証明したように、「あきらめないでやり続ける」ことができるのかが人生の分かれ道になるかもしれません。
これからも参考になる情報を発信していきます。
引き続き一緒に学んで、行動しようや^^
それでは、また。
バイバイ。
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