職場に「鬼のように厳しい人」や「いつも不機嫌な上司」がいると、その姿が見えるだけで心臓がバクバクしませんか。
「怒らせないようにしなきゃ…」
「粗探しをされないように完璧に振る舞わなきゃ…」
そう身構えるほど、体はガチガチ、言葉はぎこちなくなって、余計に相手の機嫌を損ねてしまう。
そんな悪循環に、一人で疲れ果てているでしょう。

なんとかしたい・・
安心してください。
相手の性格を無理に変えようとしなくていいんです。
あなたの「心のメガネ」を少しだけかけ替えるだけで、あんなに怖かった鬼が、急に「ただの人間」に見えてきます。
今回は、私の生徒さんである60代の「池ちゃん」が、職場の20代の鬼上司に対する恐怖心を克服し、自然に接することができるようになった、嘘のような本当のお話を紹介します。
この記事を読み終える頃には、あなたを苦しめている「あの人」のツノが、少しだけ短く見えるようになっていますよ。

苦手な人がへるで
Before:年齢差と「鬼100%」の壁

池ちゃんの職場には、仕事に妥協を許さない20代後半の女性上司がいました。
池ちゃんは、以下の理由からその上司と仲良くなれませんでした。
圧倒的な威圧感
60代の池ちゃんにとって、直属の上司は「娘」のような年齢。
人生経験なら圧倒的に勝っています。
いざ職場に行くと、上司が全身から放つ「ピリピリとした不機嫌オーラ」「隙のない完璧主義」の前に、ただただ圧倒され、萎縮してしまう毎日でした。

そんな毎日嫌だ
「今、話しかけるタイミングを間違えたら怒られるかも…」
「目が合っただけで、何かキツい注意をされそう…」
池ちゃんにとって、上司がガチガチに固めている「仕事モードの鎧」は、自分を拒絶し、攻撃してくるように見えていたのです。
これでは、コミュニケーションをとるどころか、近づくことすらできませんよね。

相手はそのつもりでないかもしれんけど
「鬼100%」というフィルター
職場に「この人は絶対に文句言ってくる」「何を言っても無駄だ」と恐怖を感じてしまう相手がいませんか?

いますよ・・
池ちゃんの目には、その上司が「血も涙もない、完璧な鬼100%」の存在に見えていました。
恐怖心で頭がいっぱいになり、相手を「同じ人間」として見る余裕なんてない。
「自分を叱りつけてくる恐ろしいマシーン」としか捉えられなくなっていたのです。
こうなると、世間で言われる「自分から明るく話しかけよう」といったアドバイスは、逆効果。
「無理にでも仲良くしなきゃ!」「自分ならできる」
身構えれば身構えるほど体はガチガチに強張り、言葉は不自然にぎこちなくなります。
その結果、余計に上司の機嫌を損ねてしまう始末。
池ちゃんにとって、その上司の存在は「一歩でも足を踏み入れれば即座に爆発する危険地帯」そのものだったのです。

頑張れば頑張るほど悪循環になるで
Action:恐怖の時間を「宝探し」に変える

「鬼のような上司をなんとか笑わせてみましょう」
なんてアドバイスは、恐怖でフリーズしている池ちゃんにとっては拷問と同じです。
そこで私は、人間関係の改善は一旦すべて横に置いて、池ちゃんに「今度の授業までに、これだけやってみてください」と、ある奇妙なミッションを出しました。
鬼上司のかわいいところを探す
私が提案したのは、「上司の『かわいいところ』を1つだけ見つけて、ご本人に『それ、かわいいですね』と伝えてみてください」というものでした。
「えっ!? あの鬼上司の、かわいいところ!?」
最初は目を丸くして困惑していた池ちゃんでしたが、数秒後には
「……ふふっ、なんだか面白そうですね」
と、ずっとこわばっていた口角がキュッと上がったんやで。

え、なんで?
これこそが、相手への恐怖心を書き換える「魔法」の正体。
「怒られないようにしなきゃ…」【身を守る防戦モード】
→「あの人のどこかにある『隙』を見つけてやろう」【宝探しゲーム】
「相手と仲良くする」という重すぎるプレッシャーを捨てて、「かわいい探しというゲームをクリアする」ことに焦点をズラす。
たったそれだけのことで、驚くほどふっと軽くなるんですよ。

相手のどこがかわいいですか?
「すごい」ではなく、あえて「かわいい」
「いつもありがとうございます」や「仕事が早いですね」
職場でよく使うこれらの誉め言葉は、確かに無難で丁寧やね。
しかし、あくまで【仕事の距離感を保ったままの言葉】に過ぎないため、相手の分厚い氷の壁を溶かすことはできません。
「かわいい(男性上司なら、お茶目ですね等)」という言葉は、相手の心の隙間にスッと入り込む、いわば人間関係の秘密道具。

そうなの?
「かわいい」は仕事の能力に対する評価ではなく、相手を「一人の魅力的な人間」として全肯定する言葉だからです。
少し想像してみてください。
ふとした瞬間に友達から「そういうところ、かわいいね」と肯定されて、本気で嫌ですか?
「完璧な仕事をしなきゃ!」と気を張っていた仕事の鬼も、不意打ちで一人の人間として認められることで、「あ、この人は私の敵じゃないんだ」とホッと肩の力が抜ける。
「上司という役割から、一人の人間への引き戻し」
これが、凍りついた空気を溶かし、相手を「少し話してみようかな」という姿勢に変えるアプローチなのです。

これを読んでいる人はかわいいで
After:見る「レンズ」を変えれば、世界が変わる

「上司のかわいいところを探す」
というミッションを頭の片隅に置きながら、数日が経ったある日のこと。
職場で思いがけないハプニングが起きました。
「鬼」が「ただの人間」に戻った日
その日、オフィスに一匹の虫(蛾)が迷い込んできました。
すると、いつもは氷のように冷たく鋭い目つきで仕事をしている20代の上司が、
、「む、虫、虫ーーっ!」「お願い!虫をどっかやってください!」
なんと池ちゃんに助けを求めてきたのです。
池ちゃんが恐る恐る退治しに行くと、そこにいたのは拍子抜けするほど小さい小さい虫。
「こんな小さな虫でパニックになってるの…?」
驚きと一緒に、池ちゃんの胸の奥から思わずフフッと笑いが込み上げてきました。

どうしたの?
以前の「防戦モード」の池ちゃんなら、パニックになる上司を見て「早くなんとかしなきゃ怒られる」と考えていたでしょう。
「かわいいところを探す(ギャップを見つける)」というゲームの視点を持ったことで、完璧な鬼上司が、ただの虫嫌いな普通の女の子になった瞬間をしっかりキャッチできたのです。
この強烈なギャップを目の当たりにした途端、池ちゃんの中で上司の「鬼度」は100%から一気に急降下。
自分と上司との間にある分厚い壁が、ガラガラと音を立てて崩れ去った瞬間でした。

ささいなことやろう
良いところが自然に見えてくる
鬼度が下がると、池ちゃんの世界は一変。
今までは「怒鳴られるかも」という恐怖で相手の顔すらまともに見られませんでした。
今は「かわいい声出すんよな、この人」と、どこか冷静に、そして温かい目で観察できるようになったのです。
恐怖心が和らぐと、不思議なことに、今まで全く目に入らなかった上司の
- 髪型
- おしゃれな持ち物
- 服装
まで自然と目に留まるようになりました。
「あ、今日は雰囲気が違うな。タイミングがあったら話しかけてみようかな」
そんな風に、自分から一歩踏み出す前向きな気持ちが、無理なく湧いてくるようになったのです。

え、そんなに変わるの?
相手の性格は変わっていなくても、池ちゃんの「心のメガネ」が変わったことで、職場が安心できる場所になっていきました。
あなたの近くに「あの人が怖くてたまらない」という人はいませんか?
なら、まずは相手の『鬼100%』というレッテルを疑ってみることから始めてみませんか?
どんなに厳しい上司でも、
「え、こんなことダメなの?」「かわいい小物持っているな」
意外と人間臭い一面が隠れているものです。
「仲良くなろう」と身構える必要はありません。
「この人の、ちょっとだけ面白いところ(人間味)を探してみよう」
まずは、自分にミッションを出して、心のメガネをほんの少しズラしてみてください。
それだけで、あんなに怖かった相手が「ただの人間」に見え、あなたの緊張はほぐれるでしょう。

好きになろうとは言ってないで
まとめ:あなたの「心のメガネ」を、少しだけ着せ替えよう

職場にいる「怖い人」や「苦手な人」。
その存在に怯え、精神を削って「怒らせないように」と行動するのは、もう終わりにしませんか?
今回の池ちゃんのお話から学べることは、以下の内容でした。
- 「鬼100%」という思い込みを捨てる:
どんなに厳しい人でも、一皮むけば「え、こんな人」と思うような人間臭い一面がある - 小さな「宝探し」を始める:
「仲良くしなきゃ」というプレッシャーを捨て、相手の「かわいい(かっこいい)」ところを1つだけ探すゲームに変える
自分の「心のメガネ」を少しだけかけ替えるだけで、怖かった相手が「ただの人間」に見えてきます。
その瞬間、あなたの心には、これまでになかった「安心」という灯がともるでしょう。

今日から少しずつやっていこう
「私の場合、どうすればいい?」というあなたへ
「もし『かわいい』なんて言って、怒られたらどうしよう」と心配な方へ。
安心してください。
そんな「自分を守る愛嬌(あいきょう)」や、あなたの職場の状況に合わせた「あなた専用の小さなミッション」を、私の15分無料相談で一緒に作りませんか?
明日、少しだけ楽しみながら職場のドアを開けられるように。
「あの鬼上司、今日はどんな面白いところを見せてくれるかな?」
と思えるような毎日を、一緒に手に入れましょう!

それでは、また。
バイバイ。

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