職場や学校で、
「せっかく話したのに、相手の反応がイマイチ…」「なんだか会話が、いまいち盛り上がらないな…」
そんなふうに感じていませんか?
もっと周りの人と仲良くなって、良い人間関係をつくりたいですよね。
実は、「この人と、また話したい」と思われる人には、たった一つの共通点があるんです。
それは、相手の「認められたいキモチ(承認欲求)」をくすぐるのが、とっても上手。
この記事では、鈴木義幸氏の書籍「承認 (アクノレッジ)」から、以下の内容を紹介します。
- なぜ「承認」が大事なのか?
- 「また話したい!」と思われる人が実践している習慣
難しいことはありません。
皆さんだったらできるし、やれば周りの人の反応がガラッと変わり、会話がもっと楽しくなるでしょう。

読むだけでなく実践してや
ムックン@お笑い講師
なぜ「承認」が大事なのか?

「承認」って聞くと、なんだか難しそうに感じますか?

承認と言われるとそう思う
いえいえ、実はとってもシンプルなんです。
一言でいうと、「あなたのこと、ちゃんと見てるよ!」と相手に伝えてあげること。
例えば、普段されているこんな行動が「承認」です。
「〇〇さんがいると、場が和むよ」と存在を認める
「あ、髪切った?似合うね!」と変化に気づく
「この前の資料、すごく分かりやすかったよ!」とほめる
このひと言で、相手は「自分をちゃんと見てくれる人がいる」と安心感がうまれ、「自分って、大丈夫かも」と自信がわいてきます。
その結果、相手はあなたをもっと信頼し、二人の関係は自然とグッと良くなります。
ぜひ、承認をおろそかにしないで、「あなたのこと、ちゃんと見ているよ」と伝えていきましょう。

できるようにしていってや
▼今回の記事で参考にした書籍はこちら
「また話したい!」と思われる人が実践している習慣

「この人とまた話したい」と思われる人が実践している行動は以下の通り。
- 習慣1:意志のあるあいづち
- 習慣2:「相手の影響力」を具体的に伝える
- 習慣3:相手の「存在価値」を高める紹介
- 習慣4:別れ際の「感謝の一言」
- 習慣5:「自分で答えず」相手の意見を求める

どれも相手を承認しているで
習慣1:意志のあるあいづち
友達に話をしているとき、ただ「うん、うん」と相づちを打つだけになっていたらどう思いますか?

ちゃんと聞いてほしいな
悲しいですよね。
相手にしたら、ちゃんと聞いているつもりでしょうが。
ちゃんと聞けてない人の特徴について、書籍で以下の説明しています。
こちらの話がどうであろうが、ただ同じペースで繰り返し打ち、そしてあいづちの語尾がさがります。
「へぇ」「そう」「ふ~ん」。抑揚はほとんどありません。
相づちの一つ一つは、「あなたの話、ちゃんと聞いてるよ」という、とても大切なサイン。
このサインが伝わると、相手は「あ、もっと話していいんだ」と安心して、どんどん心を開いてくれます。
スマホをいじりながら「へぇー」は、もちろん問題外ですよ。
一度、自分のあいづちが相手を安心させているか、振り返ってみましょう。

ちゃんと聞いている相づちやってや
習慣2:「相手の影響力」を具体的に伝える
上司から、こんな台詞を言われたらどうでしょう?
「君が手伝ってくれたおかげで、プレゼンが大成功だったよ。ありがとう」
すごく嬉しくなりますし、その上司のために頑張ろうとなりますよね。
なぜ、他人に感謝されると嬉しいのか、書籍で以下の説明しています。
人はどこか深い部分では、自分がどのように他人に影響を与えているのか、聞いてみたいと思っているからです。
「あ、自分って、ちゃんと役に立ってるんだ」「自分は、このチームに必要な存在なんだな」
そう実感できると、人は自分に自信が持てます。
ぜひ、積極的に感謝を伝えるようにしましょう。

どうやって伝えるといいの?
皆さんが誰かに感謝を伝える時、ぜひ「〇〇のおかげで」を使ってみてください。
「あなたがいてくれたおかげで、気持ちが楽になって本当に助かった」
このように、伝えてあげるのがポイントです。
もちろん、すぐにはできなくても大丈夫。
まずは「ありがとう」を伝えるチャンスを探すつもりで、普段から周りの人の素敵な行動に、少しだけ目を向けましょう。

探すことから始まるで
▼人をほめることが苦手と感じてしまっている方は、笑コミュ教室で練習しましょう

習慣3:相手の「存在価値」を高める紹介
飲み会で、友達が自分を初対面の人にこう紹介してくれたら、どう思いますか?
「こいつ、いつも俺のことを助けてくれる、本当に大事な友人なんだ」
とても嬉しいし、「自分のこと、そんな風に思ってくれてたんだ」って、その友達をもっと好きになりますよね。
誰かを紹介するのが上手な人には、自然と周りに人が集まります。
あなたも、相手の存在価値を高める「紹介の達人」になってみましょう。

いや、いきなりは無理でしょう
ポイントは、たった3つ。
1.その人の「素敵なところ」を伝える
→聞いている人も「へぇ、すごいな!」と思える内容
2.みんなが「うんうん」と分かる話をする
→内輪ネタにならない、簡単な言葉で
3.「いじわるな紹介」はなし
→笑いのためでも、誰かが傷つく紹介はNG
上手な紹介は、紹介された人も、そして紹介したあなた自身の株も上げる。
ぜひ、次の機会(飲み会、仕事の引継ぎなど)に試してみてください。

友達の良い所説明できる?
習慣4:別れ際の「感謝の一言」
書籍で、人心掌握に長けた人の特徴について、以下の説明しています。
どれだけ頻繁に会っている人に対しても、別れ際の一言には想いをこめます。
「終わりよければすべてよし」って、よく言いますよね。
これ、本当に真理をついていて、人は何事も“最後の印象”がいちばん心に残るようにできています。
例えば、途中まで面白い映画でも、最後のシーンが「えー」って感じだと、なんだか残念な映画だった気がしませんか?
人とのお付き合いも、これとまったく同じ。

え、どういうこと?
楽しい飲み会や打ち合わせが終わって別れる時
「じゃ、失礼します」「またね」
これだけで終わるのは、すごくもったいない。
ここで、“感謝のひとこと”をプラスしてみましょう。
「お疲れさまでした。今日は〇〇さんのアドバイスが聞けて、とても感謝してます」
言われた相手は、「え、そんなに喜んでくれたんだ」って、とても幸せな気持ちになります。
そして、あなたのことを「すごく素敵な人だな」「また絶対に会いたいな」と思ってくれます。
難しく考えなくてOK。
別れ際、感謝や楽しかった気持ちを、何か一言だけプラスして伝えてみてください。

まずはやることに慣れてみて
習慣5:「自分で答えず」相手の意見を求める
友達に悩み相談されたら、「なんとかしてあげたい」って思いますよね。
すると、つい自分の意見やアドバイスを言いたくなっちゃうでしょう。

言いたくなるよね
それ、ちょっと待ってください。
良かれと思って言ったアドバイスが、「この人、全然わかってくれてない」と、相手をガッカリさせてしまうことも。
もっと相手に喜ばれて、信頼される方法があります。
それは、「答え」を教えるんじゃなくて、相手の「意見」を引き出してあげる。
具体的には、質問して、自分の頭で考えてもらうんです。
例えば、彼女とうまくいかないと悩んでいる友達がいたら、こんな風に質問。
- 「いつから、彼女の態度が変わったなって感じた?」
- 「なんで、二人はそんな関係になっちゃったんだろうね?」
- 「今、できることって、何かありそうかな?」
答えを急かさず、相手のペースで言葉が出てくるのを待ってあげてください。
それは、「君なら、自分で解決できるよ。」「信じているよ」という最高のメッセージになります。
相手は「私のことを信じてくれてる」と嬉しくなって、あなたをもっと大切にしようと感じるでしょう。

忍耐力はいるで
▼承認するコミュニケーションを実践する場が欲しいという方は、まずはこちらで体験してください。

まとめ:相手を承認して「また話したい人」へ

この記事では、鈴木義幸氏の書籍「承認 (アクノレッジ)」から、以下の内容を紹介しました。
- なぜ「承認」が大事なのか?
- 「また話したい!」と思われる人が実践している習慣
「また話したい」と思われる人に共通するのは、実は特別な話術ではありません。
今回紹介した5つの習慣からわかるように、大切なのは「相手を認める」という、ほんの少しの心配りなんです。
「全部やるのは難しそう」と感じた方も、大丈夫。
まずはどれか一つ、あなたが「これならできそう」と思ったものから、次の会話でやってみましょう。
その小さな一歩が、周りの人の反応を確実に変えていきます。
気づけば、あなたは自然と温かい人間関係の中心にいますよ。
それでは、また。
バイバイ。
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