こんな会話の悩みを抱えたことをありませんか?
「面白い話ができない」「気の利いた受け応えができない」
思ったことあります。
自分の話をどうしたら面白く伝えることができるのでしょうか。
今回の記事では、難波義行氏の著書「一流芸能人がやっているウケる会話術」を参考に、以下の2点を解説します。
- 会話上手の3要素
- 芸能人が実践する会話術
会話が苦手な人は、今回紹介する会話術を学ぶことで、今日から楽しい会話が始められます。
会話が得意な人は、もっとみんなを楽しくする方法を知れるので、学べるでしょう。
書籍の要点をピックアップして解説しますので、ぜひ最後まで読んでね。
ムックン@お笑い講師
会話上手の3要素
みなさんの中には、
「自分の話はウケがわるい」「自分が聞き手になると静かになる」
こういった悩みをお持ちの方もいるかもしれません。
なぜ、ウケがわるかったり、静かになるのか。
難波氏は、おもしろい会話に必要な要素について以下の説明しています。
- 話の中身(ネタ)
- 相手に伝える表現力
- 相手に楽しい時間をすごしてもらおうという気持ち
このすべてが揃えばおもしろい会話になります。
なにかが欠けていると、うまくいきません。
自分はどれか欠けていないかチェックしてね。
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芸能人が実践する会話術
芸能人が実践している以下の方法について紹介します。
- 話の中身(ネタ)の集め方
- 表現方法
- 気持ち
会話術①:話の中身(ネタ)の集め方
飲み会等に参加した時、色んな話のネタを持っている人がいると盛り上がりませんか?
会話上手の人は、会話の引き出しが豊富。
相手に合わせてネタを変えることができるし、誰と話してもネタを提供できます。
自分の中では面白い話も、相手からすると楽しくない話題もあります。
自分も相手も楽しめるネタを提供できるように、情報収集しましょう。
さんまさんは若手芸人さんと話せるように凄いネタ集めているよ。
具体的なネタ集めの方法としては、以下の通りです。
- 雑学本を読む
- 人がよく利用する場所のネタをまとめる
- たまにしか行かない場所のネタをまとめる
雑学本を読む
会話の中に雑学を入れることで、相手から注目されます。
人は知識欲があって、新しい知識を与えることで喜ばれることが多いです。
テレビ番組でも、クイズ番組が多いのはこの理由。
雑学本を読むことのメリットとしては、以下の通りです。
- ヒマな時間や電車の中で読める。
- 会話の中のひとつのキーワードからスラスラとネタの提供が可能。
どのタイミングで雑学を言うの?
雑学の使い方としては、相手が情報を求めてきたときです。
具体例
相手「アドベンチャーワールドで飼育されているパンダが今度中国に帰るなー。」
自分「あ、そうやな。パンダって、実は肉食動物って知ってた?」
相手「えぇ!そうなの?」
こういった流れであれば、雑学を言っても変に思われる心配はありません。
唐突に「パンダってさ・・・」と話し始めたら、明らかにおかしいです。
会話の流れを意識してください。
本が厳しいならネットでもいいよ。
人がよく利用する場所のネタをまとめる
人は、共通点のある人に親しみを持ちます。
話題選びに困ったら、人がよく利用する場所のネタを話すといいでしょう。
あるあるネタは特別面白いことを言わなくても
「わかるー!」「自分もそう思っていた」
という共感さえ与えることができれば、クスリと笑わせるくらいならできます。
どういうことをネタにするの?
例えばほとんどの人は電車に乗るため、以下のことを考えてください
■電車の中で気になったこと
「新聞を上手に折りたたんで読む人いるけど、あれどう折るのかな?」
■電車での移動中に不思議に思ったこと
「まだマスクする人いるけど、全員が外すときくるのかな?」
電車以外にも、よく行くコンビニやスーパーマーケットの気になることでもいいでしょう。
よく行く場所なので、余計なお金や時間もかかりません。
自分がよく行く場所で気になったことはまとめておきましょう。
何かネタないか探してみてや!
たまにしか行かない場所のネタをまとめる
多くの人が1度は経験したり、たまに行く場所のネタも有効です。
どういう場所か説明すると、教習所、海、映画館、百貨店、ファミレス、異種交流会等。
これらの場所で「人」に焦点を当てて、
- 腹がたった話
- がっかりした話
を作りましょう。
たとえば、こんな具合です。
この前東京での出張の帰り、ちょっと失敗したわ~。
大きな案件が無事に終わって、嬉しくて新幹線で1人祝賀会していてん。
ビールとかつまみを1人では食べられない位買って、飲み食いしたわけ。
そしたらいつの間にか酔って寝ていて、目が覚めたら行きの新幹線では見たことない風景や。
急いで降りて、どこの駅か確認したら山口や。
降りたけど逆方向の新幹線全然来ない。
案件が上手くいって嬉しかった気持ちは全部吹っ飛んだわ。
自分の考えで笑い話をつくることもできます。
おもしろい会話ができるように、自身の日常・世間の情報にもっとアンテナを張りましょう!
いつも同じ場所に行ったらあかんよ。
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会話術②:表現方法
話の内容を伝える上で意識してほしいことは以下の2つです。
- よく聞いていることがわかる聞き方
- 人を引き付ける話し方
順番に説明していきます。
よく聞いていることがわかる聞き方
自分が話ししていて、聞いている人の反応が悪いとこう思いませんか?
「自分の話しがつまらなかったのかな」「次どんな話をしたらいいのだろう」
相手が盛り上がっていないように見えると、何を話せばいいのか分からなくなります。
だからこそ、聞き方で意識したいことがあります。
- 表情
- 相づち
- 距離感
この3つをうまく使っているのが小堺一機さん。
表情
話を聞くときの基本は、話の内容に合わせた表情をすること。
自分が話しをしているときに、相手の表情がずっと同じならどうでしょう。
面白くないのかな。
相手の話に寄り添った表情というものは相手に心地よさを感じさせることができます。
基本は「笑顔」でニコッと口角を上げて話を聞きます。
他にも、
- 不思議、怖い時 → 眉間を中央側に寄せる
- びっくり、驚いた時 → 眉をしっかりあげる
「おもしろいよ」と言っていても、真顔では説得力がありません。
まずは自分のニュートラルな表情、つまり「素の顔」を知っておくことをお勧めします。
鏡で見たり、スマホで写真を見て確認してね。
相づち
相づちとは会話をする際に、相手に対してリアクションや同調、返答などをおこなう動作です。
会話上手な方は相づちがうまいと言われます。
上手にできると、話し手は気持ちよく話すことができます
相づちはタイミングが大切です。
具体的に言うと、相手が一旦区切ったところで相づちを入れるようにしましょう。
〇 良い例
相手「この前、すごい美味しいカレー屋さん見つけたんだ。」
自分「え、どんなカレー屋さん?」
× 悪い例
相手「この前、すごい美味しいカレー屋さん見つけ」
自分「え、どんなカレー屋さん?」
相手が話しているそばから相づちをかぶせると、話を真剣に聞いていないように思われます。
相手が少し打ち切った、言い切った、息を吸ったタイミングで相づちをしましょう。
いきなりはうまくならないから練習だね。
距離感
人には「パーソナルスペース」というものがあります。
相手に「ここまで近づいてもいいですよ」という距離です。
他人、友人、恋人、家族という順番でどんどんパーソナルスペースは近くなります。
友人と会話をしている時、相手がとても遠い距離にいると、どう感じますか?
え、俺のこと嫌いなのか。
パーソナルスペースを意識的に調整することで、相手との心理的距離を縮めていくことが出来ます。
注意点としては「少しずつ」。
近すぎると逆に不快感を与えてしまいます。
いつもよりほんの少しだけ縮めるをイメージしましょう。
友達と話す時、どのくらいの距離ですか?
人を引き付ける話し方
人を引き付ける話し方をする上で4つのポイントがあります。
- 話すテンポを変える
- 声に強弱をつける
- 上手に間をとる
- ジェスチャーを入れる
上沼恵美子さんはどれも一級品ですよ。
話すテンポを変える
人に影響を与える要素の一つに、話すスピードがあります。
話すスピードによって以下の違いがあります。
- 話すスピードが遅い → 理解してもらいやすい
- 話すスピードが速い → 説得力が出る、盛り上がる
会話のスピードやテンポを正しくつかめれば、それを変える事でおもしろい会話にできます。
話の後半に向かって徐々に速くするといいよ。
まずは自分の会話スピードを理解する所から始め、そこから調節してみましょう。
声に強弱をつける
友人にずっと同じハイテンションで話されると、「少し疲れるな~」となりませんか?
相手の注意を引いて会話をするには、話し方に抑揚を点けましょう。
抑揚をつけることで話を聞き続けられます。
一番伝えたい所をテンション上げて話すことで、より伝わります。
語尾を上げるだけでも、相手への伝わりやすさは大きく変わりますので実践しましょう。
ずっと同じ声の大きさになってない?
上手に間をとる
相手に明確に伝えたいところがある場合は、その部分を話す前に一拍置きましょう。
その間があることで、聞き手は、「え、どういうこと?」と思って、あなたの話にグッと引き込まれます。
難しい場合は、「~で、どうなったと思う?」などの疑問文を使って一拍置いて、大事な部分に繋げるのがオススメです。
ジェスチャーを入れる
ただ話をするだけでなく、ジェスチャーを加えることで、印象が変わります。
例えば、「恥ずかしかった」と語る際に、Bさんの方がよく伝わると思います。
Aさん:「恥ずかしかった」と言葉だけ
Bさん:「恥ずかしかった」と手を顔を覆います
他のジェスチャーを紹介します。
1.手のひらを見せる。
例)要所要所で手を開いて、ひらを見せながら話す
2.数字を表現する
例)「その理由は3つあります」と表現をする時は、指を3本立てる
3.大きさ、高低を表現する
例)手を左右に大きく広げ、大きいを表現
4.模倣してみる
例)架空のバットを想像し振って野球を表現
5.心の状態を表す
例)「~ドキドキした」と言った時に心臓に手をあてる
ジェスチャーは、あなたの話し方を魅力的にする効果があります。
日常でも使ってみましょう。
会話術③:気持ち
会話上手な人は、意識が「相手」に向いています。
この誰に意識を集中するのかという違いが、おもしろい・おもしろくない会話を分けています。
え、どういうこと?
意識を相手に向けると言われても具体的なイメージがわかない人もいると思います。
そんな人は、「相手に楽しい時間をすごしてもらおう」と考えてみてください。
すると相手に喜んでもらえる聞き方、興味を持ってもらえる話し方を実行しようとなります。
会話が苦手な人は、
「盛り上がっていない、どうしよう」「次は何を話ししよう」
と考えてしまうので注意するようにしましょう。
実力以上を出そうとしないでね。
まとめ:おもしろい話をしたいなら今すぐ行動しよう
今回の記事では、次の2点を解説しました。
- 会話上手の3要素
- 芸能人が実践する会話術
1.会話上手の3要素
会話上手の要素として、次の3つを紹介しました。
- 話の中身(ネタ)
- 相手に伝える表現力
- 相手に楽しい時間をすごしてもらおうという気持ち
2.芸能人が実践する会話術
芸能人が実践する会話術は、次の通りです。
1.話しの中身(ネタ)
・雑学本を読む
・人がよく利用する場所のネタをまとめる
・たまにしか行かない場所のネタをまとめる
2.相手に伝える表現力
・よく聞いていることがわかる聞き方
・人を引き付ける話し方
3.相手に楽しい時間をすごしてもらおうという気持ち
・意識を相手に向ける
今回紹介した記事の内容をさらに深く知りたい人は、ぜひ書籍を購入して読むことをおすすめします。
他にも色んな状況に合わせたウケるテクニックが書かれています。
今回紹介した技術は、誰でもできるほぼ最適な会話術と言えます。
このような一流芸能人が行っている会話術を知っておくことは大切です。
生まれてから老人になるまで、会話は一生ついてきます。
試行錯誤しながら自分なりの会話を磨いていきましょう。
それでは、また。
バイバイ。
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