友人や会社の人と会話していて、自分は楽しいが周りは楽しんでないという経験はありませんか?
なんでやろう?
実は、話をつまらなくしている原因があります。
今回の記事では、話がつまらない人の特徴を紹介します。
私自身今まで何度も舞台で、エピソードトークをしてきました。
しかし、なかなかウケない。
何度もやる中でつまらなくなる話し方に気づきました。
面白くないと思われる原因を自覚するのはなかなか難しいです。
今回の記事を読んで、自分に当てはまっていないか確認してください。
ちょっとずつ自分の話し方を変えていこう。
話がつまらない人の特徴 5選
話が面白くない、つまらない人の特徴は以下の通りです。
- 話しが長い
- メリハリがない
- 状況がわからない
- どう思っていたのかわからない
- 話の内容がネガティブ
一つずつ説明していくで!
特徴①:話が長い
話がつまらない人の特徴1つ目は、「話しが長い」です。
友人に「休日何していたの?」と聞くと、朝から晩までの行動を説明したらどう思いますか?
正直、そこまで聞きたくない
話し手は丁寧に説明しているつもりでも、聞き手にしたら、
「何が言いたいのだろう」「何の話をしたいのかわからない」
と思いますので、話はできるだけ短くしましょう。
話しを短くするための方法は以下の2点です。
- 要点をまとめる
- 不要な説明はしない
対策1:要点をまとめる
要点をまとめることで、相手に伝わりやすくなります。
逆に、話が長い人は、要点を得ず何を言っているかわかりません。
伝えたいことは1~3個までに絞りましょう。
A「昨日の休日何をしていたの?」
B「昨日は、朝に部屋の掃除して(①)、昼に最近出来た定食屋でご飯食べた(②)。
そこで食べたコロッケがめっちゃ美味しくて、週8で行きたい(③)。」
コロッケが美味しかったと伝えたいとわかるで。
「あれも伝えたい」「これも伝えたい」と多くの内容を伝えたい気持ちはわかります。
しかし、聞き手の記憶に残る量はそれほど多くありません。
伝えたい内容は少なくなればなるほど、相手に伝わりやすくなるので意識してください。
対策2:不要な説明を省く
話が長い人は思ったことを1~10まで全てを伝えようとします。
例えば、以下の話を友人から聞いた時どう感じますか?
例)不要な説明が多い話
昨日、京橋の定食屋さんに食べに行ったんだけど、ここが本当に美味しくて、今年だけで3回、いや4回ぐらい通った。
店員さんの接客も良くて、あ、その店員さんがおれと同じサッカー部。
店員さんの高校は、地方予選決勝まで行ったらしいけど、俺のところは2回戦が限界。
それで、そこのコロッケが美味しい。
あ、その店行ったのは4回じゃなくて、やっぱり3回だった。それでさ・・
どうでもいい情報があるな。
頭に思い浮かんだことを全て言葉にすると話が長くなります。
不要な説明を省くコツとしては、相手が知りたいことだけを説明する。
初対面の人と話す状況では、相手の趣味や好きなことを聞いてください。
どういう話をしたいのかわかります。
不要な説明は省いて、話を短くしましょう。
相手の話をしっかり聞くと好みはわかるで。
特徴②:メリハリがない
話がつまらない人の特徴2つ目は、「メリハリがない」です。
こういう人いませんか?
- 楽しい話の時に最初から最後までハイスピードで話す
- 腹が立った話をする時に最初から大きい声で話す
そんな興奮されても・・
話の中身がイマイチ頭に入ってこないため退屈に感じます。
楽しく聞いてもらうためには、メリハリのある話し方が必要です。
メリハリをつけて話すための方法は、以下の2点です。
- 話すスピードを変える
- 声の大きさを変える
対策1:話すスピードを変える
話すスピードを変えることは、メリハリをつけるうえでは重要です。
最初から速いスピードで話していた人が急にゆっくりになると、
「え、どうしたの。急に」
話し手の内容に耳を傾けたくなります。
聞いてほしい部分はゆっくり話し、そうでない部分はさらっと流すことを心掛けてください。
例)スピードの使い分けを意識した話し方
昨日、絶対遅刻しないように、家にある全部の目覚まし時計を用意して寝たんだ。
だけど、その目覚まし時計全部鳴らなくて、結局大事なデートに遅刻。
(次のセリフはゆっくり)
原因を調べたら、用意しただけで時間設定してなかった。
最後まで同じスピードで話してしまうと、
「時間設定してなかったんだ」「かわいそう」
ただ遅刻した話で終わってしまいます。
初めてやる時は、最後をゆっくり話すを意識しましょう。
対策2:声の大きさを変える
声の大きさの使い分けも、話すスピード変えるのと同じ位メリハリをつけるために重要です。
聞いて欲しい部分では少し声を大きくすることで、メリハリの効いた話し方になります。
例)声の強弱を意識した話し方
俺の友達でゆうきというやつがいるんだけど、そいつが凄いきっちりしている。
飲み会の時は、必ず1円単位まで割り勘にするし、旅行行く時は分単位でスケジュール組む。
そんなゆうきがこの前、俺の誕生日会に連絡なしで1時間遅刻。
(次のセリフは声を大きくする)
なんで俺の誕生日会で遅刻するの。しかも連絡なしで。信じられない。
最後まで同じ声の大きさで話してしまうと、「信じられない」という自分の思いを聞き流されます。
聞いて欲しい部分はボリューム上げることを意識していきましょう。
芸人さんもこの手法を取り入れているから参考にしてや。
特徴③:状況がわからない
話がつまらない人の特徴3つ目は、「状況がわからない」です。
友人が恥ずかしい話をした時、どっちの方が共感できますか?
・Aの恥ずかしい話
「この前駅のホームで転んでしまって恥ずかしかった。」
・Bの恥ずかしい話
「昨日飲み会したらもう終電ギリギリ。駅に到着したら、目の前に最終の電車。
これは乗らないとまずいと思って、ホームを猛ダッシュ。
乗れる直前、点字ブロックにつまづいて、転倒しながら電車に転がり込んだ。
立ちあがって周りを見たら、車内の人全員こっち見ていた。恥ずかしかった~。」
Bを選ぶね。
理由としては、
- どのような状況でこの人が転んでしまったのか
- どれくらいの人がいたのか
この2つの状況をイメージできるからです。
人はイメージができないと、「感情」が動きません。
聞いている人が状況をイメージできる話し方に変えましょう。
状況をイメージしてもらうための方法は以下の2点です。
- 具体的に話す
- 動作で表現する
対策1:具体的に話す
話が面白い人は、必ず内容を具体的に説明します。
たとえば次の中で、皆さんはどれに興味を持ちますか?
- A:昨日昼ごはんを食べに行った
- B:昨日昼ごはんで、美味しい定食屋さんに行ってきた
- C:近所にある昔ながらの定食屋さんで、拳位の大きさのから揚げを食べてきた
Cが行った店に行きたいと思うで。
それは、Cは最も具体的な表現を使っているからです。
Aは「昼ごはん」だけでどういう店で何を食べたのかわからない。
Bは「美味しい定食屋さん」はわかったが、具体的に何を食べたかわからない。
Cは「昔ながらの定食屋さん」「拳位の大きさのから揚げ」でどんなお店で、から揚げの大きさまでイメージできました。
相手の興味をそそるために具体的な説明は重要です。
あなたの話に、具体的な情報を加えてみましょう。
大きさは何か別のものに例えるとわかりやすいで。
対策2:動作で表現する
言葉だけで相手に伝えるのは難しいです。
例えば、以下の表現だとどちらがイメージしやすいですか?
- A:昨日定食屋さんで、大きなから揚げ食べた
- B:昨日定食屋さんで、拳位大きい(拳を作る)から揚げ食べた。
Bの方がイメージしやすいね。
動作を加えると聞き手にイメージさせることができます。
・昨日、厚み5cm(親指と人差し指の間隔をあけて)のステーキ食べた
・駅のホームで猛ダッシュした(走る動き)
・上司に怒られているとき、心臓のドキドキ(胸に手を当てる)が止まらない
話すときに、言葉だけではなく動作も意識していきましょう。
ただし、「動作が小さい」「見えにくい」「速すぎる」といったジェスチャーは、逆効果。
相手に落ち着きのない印象を与えます。
動作はスピードを落とし、ゆったり堂々と表現してください。
特徴④:どう思ったのかわからない
話がつまらない人の特徴4つ目は、「どう思ったのかわからない」です。
友達との会話でないですか?
色々話されて、最後に「俺の腹立つ気持ちわかってくれるよな?」
急に言われてもわからない。
自分の気持ちや考えは、言葉や表情にしなければ伝わりません。
言葉や表情が足りないために、面白い話がつまらなくなります。
各場面で自分がどう感じたのか伝えていきましょう。
自分が感じたことを伝えるための方法は、以下の2点です。
- 自分の感情を細かく伝える
- 表情を変える
対策1:自分の感情を細かく伝える
ほとんどの方は、最初と最後にだけ自分の感情を話します。
腹が立つ話の場合、以下の話し方です。
「ちょっと聞いてや。この前めっちゃ腹がたったんやけど。・・・なあ、腹立つやろう?」
しかし、途中途中の感情について説明しない人が多いです。
途中の説明がないと、聞き手は感情に共感できないため、つまらない話になります。
話し手の感情が理解できるようにするため、途中途中に自分の感情を伝えましょう。
具体例
この前、友達と大阪に旅行に行って、せっかくだからたこ焼き食べようとなったんです。
関西の親戚からおすすめの店聞いていて、いざそこの店に行ってみたら、もう大行列。
絶対美味しい店だと、テンションが上がりました。
1時間待って、やっと食べたら全然美味しくない。もうがっかり。
友達も微妙な顔していて、ほんと親戚に腹が立ちました。
「どんな感情が生まれたか」を途中に加えることで、相手はより理解できます。
出来事・事実だけでなく、感情も伝えてください。
行動の後に「わくわく」とか「イライラ」を加えたらいいで。
対策2:表情を変える
同じ言葉を言っていても、表情が違えばまったく異なる印象を与えます。
どちらの方が申し訳ないという気持ちが伝わりますか?
- A:「ごめんなさい」と不服そうな顔で言う
- B:「ごめんなさい」を申し訳ない顔で言う
確実にBや。
Bの場合、受け手は「本当に反省してくれている」と感じます。
一方、Aの場合、「本当に悪いと思っているのか?」と捉えます。
より伝わりやすく伝えるためには、できるだけ表情を豊かにすることが大切。
笑ったり、驚いたり、心配したりといった感情を、少し大げさな位で表情で示しましょう。
「自分はうまく話せたのにウケない」と思っている方は、表情でつまらなくしている可能性が高いので意識してください。
特徴⑤:話の内容がネガティブ
話がつまらない人の特徴5つ目は、「話の内容がネガティブ」です。
誰でもネガティブ思考になるときや、悩みごとや愚痴を聞いてほしいときはあるはず。
しかしいつも悩みごとや愚痴だと、楽しくないです。
愚痴言ってすっきりしたいけど・・
愚痴等を相手に伝えたいときは、以下の2点を意識してください。
- ポジティブな言葉に言い換える
- 感情的にならない
対策1:ポジティブな言葉に言い換える
例えば、仕事がなかなか進まない後輩のことを同僚に伝える際に、
「あいつ、ほんと仕事ができない」「頭が悪い」
と言えば、自分はすっきりするかもしれません。
しかし、聞き手は気分が良くないでしょうし、面白くないです。
会話を楽しくするために、ポジティブな言葉に言い換えましょう。
仕事が覚えらない後輩のことを伝えるときは、
「〇〇は仕事がびっくりする位丁寧。あとほんの少しだけ早さが欲しいね」
言い換えてください。
自分の気持ちわかってくれるかな。
ネガティブな言葉で愚痴を言われると、「ちょっと言い過ぎだな」と感じて、共感できません。
言い換えたとしても自分の思いは伝わります。
ポジティブな言葉に言い換えて、お互いに前向きになる会話にしましょう。
対策2:感情的にならない
友人から、悩み相談をされた際、負(怒り、悲しみ)の感情で長く話をされたら、聞いていて辛くないですか。
感情的に話すことで周囲からマイナスの印象を持たれてしまいます。
どうコントロールするの?
感情的に話してしまうことは仕方がありませんが、聞き手のことを考えましょう。
相手がどう感じるのか考えることで、
- 感情をコントロールしやすくなる
- 余計なことを言わず済む
自分も相手が心地のいい会話ができます。
感情的にならず、相手が楽しいと感じる空気を作ることを意識しましょう。
楽しいとか嬉しい感情は出していいで。
▼ユーモアな発想が欲しい人はこちらへ
まとめ:自分の話し方を変えて面白くなろう
今回の記事では、話がつまらない人の特徴5つを紹介しました。
この記事を読んだ人で、「自分はつまらない話し方してる!」と感じたかもしれません。
そう感じた人も、今回学んだことは絶対にムダではないです。
自分の話し方に気付かない人は、面白い話ができません。
今回の記事を読んで「自分の話長いから短くしよう!」と感じた人は、ぜひチャレンジしてください。
話し方、動作・表情も工夫できるようになれば、皆を笑わせることができるでしょう。
それでは、また。
バイバイ。
▼「話し方をもっとよくしたい!」という人に読んでほしい記事はこちら!
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