皆さんは、学校の友人や職場の人と会話をしていてこんなこと思ったことありませんか?
「もう少し自分の話しを面白くしたいな。」「あの人は面白い話ができて羨ましいな。」
こんな経験、誰もが一度はあると思います。
何度も思ったことあるよ。
面白い話を作るにはどうすればいいのか。
今回の記事では渡辺龍太氏の書籍「おもしろい話「すぐできる」コツ」から面白い話の作り方について紹介します。
- 面白い話を作る方法
- 面白い話をする上での補足
渡辺氏の経歴は以下の通りです。
- アメリカでアドリブトーク術を学ぶ
- 放送作家という仕事を通じて、一流芸人さんからトークの秘訣を聞いた
- 話し方教室で生徒の話しを面白くしてきた実績がある
会話に関しての書籍は大量にあります。
50冊近く読んできた私がその中で、一番真似しやすいと思ったのがこの書籍でした。
話が面白くなることで、
- 人と楽に話せる
- 自分も話していて楽しくなる
自分の会話に自信がつきます。
作り方さえわかれば、誰でも面白い話を披露することは可能です!
ぜひ、今回の記事を読んで、自分の面白い話を作ってください。
やれば誰でも成果が出せるから学んでいきましょう^^
ムックン@お笑い講師
面白い話を作る方法
自分の話を面白くするための方法は以下の2つです。
- 面白い話の公式を知る
- 面白い話を作る4ステップ
1つずつ理解してな~。
面白い話の公式を知る
面白い話の公式は、以下の通りです。
- 自分の感情を、そのまま丁寧に説明して、相手に伝える
- 「感情と行動」をセットで語る
芸人さんのように、ボケ・ツッコミを多用して話す必要はありません。
自分の感情をそのまま伝えれば、面白い話ができます。
なぜ、自分の感情を伝えると、面白いのか、書籍では以下のように説明されています。
多くの人は、自分の考えや感情をそれほど言語化していません。
だから、その思考や心理状態を詳細に語れば、その中に相手からすると新鮮な発見があり、「それ、どういうこと?」と興味を持つ部分が必ず出てくるのです。
「おもしろい話「すぐできる」コツ」P.62
自分の気持ちや考えを言葉にしていない人は、
「言わなくても皆理解してくれている」「会話の流れでわかる」
と思っています。
言葉が足りないことで、自分の言いたいことが伝わってないことが多いです。
あなたの気持ちや考え、そしてそれが生じさせる行動・出来事は言葉にしてください。
例)ショックだった話
× 先週洋服を買ったんだけどさ、父親も同じもの持っていた
〇 先週洋服を買ったんだけどさ、もう大ショック!父親も同じもの持っていた
面白い話にするために、自分の内面の感情を相手に伝えることを大事にしましょう。
それだけでいいの?と思いませんか。
▼今回の記事を読んで興味を持った方に読んでほしい書籍はこちら!
面白い話を作る4ステップ
面白い話しを作るための具体的な4ステップは以下の通りです。
STEP①:自分の中で情けなかった出来事を思い出す
STEP②:スローモーションで体験を思い出す
STEP③:どういう感情だったのか分析する
STEP④:感情と行動をセットで話す
STEP①:自分の中で情けなかった出来事を思い出す
最近あった以下の経験を思い出してください。
- 恥ずかしかった出来事
- 失敗した出来事
- 怒られてへこんだ出来事
これらの出来事をまとめると「情けない話」です。
情けない話をすると相手は安心し、その人に対して親しみを感じます。
決して評価を下げることにはなりません。
皆さんも見た目の怖い上司や成績優秀な先輩が情けない話しをしてくれたことで、ぐっと心の距離感が近づいた経験があると思います。
恥ずかしい・失敗の経験は誰でもあるので、その出来事を思い出しましょう。
ちょっと恥ずかしい・失敗した出来事でいいで。
STEP②:スローモーションで体験を思い出す
STEP①で、情けない話を思い出すと分かりました。
この思い出した出来事をどう面白くしていくのか。
書籍では、以下の説明をしています。
スローモーションで体験を思い出す。
・起こった順番に出来事をまとめる。
・出来事毎の瞬間の感想を思い出す。
やることはわかったけど、具体的にどうするの?
具体的な方法について一つ例を出します。
「上司に怒られた話」
出来事①:仕事の期限を守らなかった後輩に対して、計画的に仕事しろと注意する。
感想:なんでこんな事ができないんだ。
感想:自分の説明の仕方悪かったかな。
↓
出来事②:後輩の注意をしていると、上司がやってくる。
感想:何かあったのかな?
感想:俺なんかやったかな?
↓
出来事③:後輩が近くにいる前で、上司から計画的に仕事しろと怒られる。
感想:後輩にした注意を自分もされるなんて。
感想:自分としては計画的にやったはずなのに。
このように、スローモーションで見ることで、
- どんなことが起こっていたのか
- どんな思いでいたのか
時系列で確認できます。
一度自分の出来事を振り返ると面白いよ。
STEP③:どういう感情だったのか分析する
「感情と行動をセットで話す」が面白い話の公式です。
STEP②では出来事と感想まで書きましたが、どんな感情であったのか掘り下げていません。
感情を分析する方法は、書籍では以下のように説明しています。
感情を2種類に仕分ける。
・その時の気持ちが、ポジティブ/ネガティブのどちらか仕分けする。
・ポジティブ/ネガティブな気持ちを言葉にする。
例)不安、イライラ、ワクワク、嬉しい等
STEP②で紹介した例に感情を加えると、以下のようになります。
出来事①:仕事の期限を守らなかった後輩に対して、計画的に仕事しろと注意する。
感想:なんでこんな事ができないんだ。
↓
感情:イライラした。
すぐに、気持ちを言葉にするのは難しいと思います。
まずは、
- いい気分になった(ポジティブな時)
- イやな気分になった(ネガティブな時)
2つの言葉で表現するようにしてみましょう。
この時に違う表現が思いついたら、その言葉を使ってください。
自分の感情を振り返ろう。
STEP④:感情と行動をセットで話す
感情が決まれば、行動と合わせて話を作りましょう。
STEP②で紹介した例を話にすると、
「上司に怒られた話」
赤文字:感情
昨日、後輩に頼んでいた仕事できたか確認したら「まだできていません」と言ってきた。
この後輩は毎回仕事の工程を立てないでやるからほんとイライラして、「仕事は計画的にしろ」と注意したんです。
後輩に注意していたら、上司がこっちに向かってくるわけ。
「誰かなんかしたのかな?」とワクワクしていたら、俺の前に。
俺はおそるおそる上司に聞くわけ、「何かありました?」
そしたら、上司が「この資料を作るのに、どんなに時間がかかっているんだ。もっと計画的にしろ」と激怒。
後輩に「計画的に仕事しろ」と言った手前、すごく恥ずかしかった。
どのように感じて行動したのか語れば、聞き手にとって印象に残る話になります。
これから人に話すときは「感情と行動」をセットで話しましょう。
以上STEP①~STEP④が面白い話を実践するための4ステップです。
自分の過去を思い出して、感情を加えることで面白い話になります。
自分でもできそうと思ったでしょう。
▼「もっと面白い話をしたい」という方に読んでほしい記事はこちら!
面白い話をする上での補足
最後に、面白い話を実践する上で、注意点を補足します。
ここまで「感情が大事」と何回も説明すると、
他の人に話せるような話はないし、感情も皆と一緒。
と言いたくなった人もいるかもしれません。
しかし、他人と思うこと、感じることが全く一緒の人はいないです。
渡辺氏は自分は他の人と一緒と考えている人の特徴を以下のように説明しています。
「自分の思考や感情の動きが、まわりの人と同じ」だと決めつけてしまったことで、「他人は自分のことを地味で特徴がないと思っている」とも決めつけています。
「おもしろい話「すぐできる」コツ」P.172
この考えは非常にもったいない。
「自分は特徴がないから人を笑わせることができない」
と自分で自分を決めているため、人を笑わせるチャンスを失っています。
自分に個性があるかないか考えないで、まず今回紹介した方法で、自分の感情を表現しましょう。
自分でチャンスを潰されないでや。
まとめ:面白い話の公式を理解して、実践しましょう
今回の記事では、以下3点について解説しました。
1.面白い話を作る方法
・面白い話の公式を知る
・面白い話を作る4ステップ
2.面白い話をする上での補足点
・自分に個性があるかないか考えないで実践する
今回紹介した記事の内容をさらに深く知りたい人は、ぜひ書籍を購入して読むことをおすすめします。
情報が厳選されており、内容的に過不足のない「充実した1冊」です。
面白い話の公式は、書籍に書いてある通り誰でもできる、ほぼ最適な会話術です。
自分の話に自信ない人は、面白い話の公式を学ぶことで、今日から以前より面白い話しができます。
ある程度自信がある人も、今までの話を確認する機会になるので、書籍から学べる点はあるでしょう。
それでは、また。
バイバイ。
▼面白い話の見つけ方はこちら!
▼面白い話の喋り方を学びたい方はこちら!
▼人との会話で楽しむ方法を学びたい方はこちら!
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