友達との食事会で、
「あいつみたいに自分も話してみたいな。うらやましいな」「もっと自分も話したい」
楽しかったけど、なんか悔しい思いをして帰った経験はありませんか?

よくありますよ
今度友達と会った時は、自分から話し、盛り上げていきたいですよね。
この記事では、高比良くるまさんの書籍『漫才過剰考察』より自分のトークで笑いを取るコツ3つを紹介します。
飲み会の終わりに、「今日はほんとうに楽しかった。また行こうな」と言ってもらえる未来を、一緒に掴みましょう。

「自分は、、、」と諦めたらあかんよ
会話する上での心構え

自分が面白くする必要はない
「自分が面白いことを言わなきゃ」と、つい自分にばかり矢印を向けていませんか?

え?そうでしょう?
高比良くるまさんは、M-1 2023が盛り上がるための戦略として、以下のことを意識してました。
俺らはそもそも一個のスタイルがあるわけじゃないし、中盤で真空さんとヤーレンズさんがハネたらみんな漫才コントはお腹いっぱいになってるわけで、そこで俺が自己満足で漫才コントをやったって誰も喜ばないから勝てもしない。
高比良くるまさんの発言からわかるのは、場を盛り上げるために大事なことは「自分が面白くなる」ではないんです。
本当に大切なのは、「周りを喜ばせる」
この考えにすると、「面白いこと言わないとダメ」というプレッシャーから解放されます。
相手がどうしたら喜んでくれるか、自然に考えられるようになるでしょう。
具体的にやれることは色々あります。
- 大きな声で笑う
- 相手の話に合わせて、興味をもって相づちを打つ
- 素直に質問を投げかける
話す以外にも、周りを喜ばせる方法はこんなにある。
「楽しませる役割」を意識すれば、会話はもっとラクになるでしょう。

皆で会話は作っていくんやで
面白かったら笑えばいい
高比良くるまさんは、漫才の楽しみ方について、以下の説明しています。
他人が面白いと言っていても自分には刺さらないこともある。その逆もある。
だから自分だけ笑ったっていい。
周りが笑っていない中で、自分だけ笑うと、
「え、あの人変わっている」「自分とあの人は合わないかも」
と思われそうで、つい無理に周りに合わせて笑うのを我慢してしまいますよね。

周りが気になる、、
そうやって自分自身を隠していると、だんだんと「何が面白いのか」が、自分でもわからなくなってしまうんです。
どんな状況であれ、まずは自分が楽しむことを優先して。
あなたが心から楽しんで笑っていれば、その楽しい気持ちは必ず周りにも伝わり、自然と周りも楽しくなっていくから。
これからは、「面白い!」と思ったら、周りを気にせず、思いっきり笑っていきましょう。

自分が声だせば、周りも声出せる
▼今回の記事を読んで、もっとお笑い芸人の心構えを知りたくなった方はこちらをチェック
会話で笑いを生む3つのコツ

トーク力を高めるなら、上手な人を真似をするのが一番早い。
やってみたいものから実践してみましょう。
最初に「何の話か」を理解させる
高比良くるまさんが寄席で漫才する上で、何を意識しているか以下の説明しています。
最初にやるべきことは、「大爆笑を取りに行くこと」というより、なるべく全員を「理解の船」に乗せてあげること。
自分の話で笑ってもらうためには、当たり前ですが、まず話の内容を理解してもらわないと始まりません。
内容が全くわからない映画を観て、「え?なにこれ?」で終わるのと同じ。
この土台を忘れて、面白いを伝えようとしても、笑わせるのは無理です。

でも、どうしたらいいの?
相手に「話を楽しんでもらう」ために、まず最初に、以下の3つの基本情報を伝えましょう。
- 誰の話?: 自分に起こった話なのか、友人の話なのか?
- いつの話?: 季節はいつ? 時間帯は?
- どこで起こった話?: どんな場所だった?
千原ジュニアさんは、ディズニーシーでの話をする時、
「ちょっと前に、ロケでディスニーシーにね、行くっていう大阪の番組でロケさせてもらったんです」
と、最初に説明していました。
ぜひ、最初は「ウケること」ではなく、自分の話を理解してもらうことに集中してみてください。

漫才師の最初の説明よく聞いてみて
「愛される」心がけ
高比良くるまさんは寄席でウケる漫才について、以下の説明しています。
(お客さんから見下される:尊敬されるの割合)2:1の割合で、1/3に留まってるくらいがちょうどいいアクセントになっているんだよ。
「センスのある人」や「すごい人」だと尊敬されたいですか?
そう考えれば考えるほど、自分の失敗やダメな部分を出すことが怖くなってしまいますよね。
ですが、お笑い芸人さんは、「何を言っているんだ」とバカにされることを、むしろ大切にしています。

なんで?
なぜなら、それが、お笑いにとって大事な「愛嬌」というものだから。
人は、「この人、かわいいな」「こいつ憎めないな」と思う人と接していると、自然と笑顔になります。
本当に面白い人は、相手が思わず「何言ってんだよ!」とツッコミたくなるような「スキ」があるんです。
尊敬される人を目指すよりも、「愛嬌」を出すことを大切にしてください。

さんまさんも後輩にツッコまれているで
▼自分の話は理解しやすいかどうか確認したい方は、ここで話してみて

トークはシンプルに
高比良くるまさんはM-12023の二本目に披露した「町工場」漫才について、以下の説明しています。
NGK(なんばグランド花月)とかでウケるためにややこしいところ削って、分かりやすいボケばっかり。構成もシンプル。たくさん動く。会社いじりもある。
お笑い芸人だけでなく、私たちも友達との日常会話でも、シンプルに話すことはとても大事。
「全部理解してほしい」と思うあまり、あれこれ説明を加えてしまい、本当に伝えたいことが相手に伝わらず、かえって混乱させていませんか?

相手の顔がだんだん曇っていく、、
ポイントは、潔く情報をそぎ落とす。
たとえば、休日の出来事なら、朝に何をしたか、昼に何を食べたか…といったことは、思い切って言わない。
一番伝えたい「最重要点」だけを、まず伝えてみましょう。
足りない情報や補足は、あとから付け足せばいいんですよ。
あれこれ言ってしまうと、相手を疲れさせてしまうだけです。
日頃から、誰かに話すときは、わかりやすく、ポイントを一つに絞るように心がけてみてくださいね。

テレビ番組「にけつ」は勉強になるで
まとめ:今日から自分の話をより面白くしよう

この記事では、高比良くるまさんの書籍『漫才過剰考察』より自分のトークで笑いを取るコツ3つを紹介しました。
超一流のプロがやっているのは、「自分が面白いこと」を言う技術ではなく、「周りを喜ばせるための思考習慣」だったことがわかりましたね。
トーク力は才能ではなく、誰でも身につけられます。
まずは「周りと一緒に楽しい会話にするんだ!」と決意し、自分のトークの最初にどういう話なのか理解してもらうことから始めてみましょう。

会話は練習すればうまくなるで
この習慣を一人で続けるのは、心が折れてしまうかもしれません。
ですが、安心してください。
笑コミュ教室では、私のフィードバックを通じて、あなたの話が「理解の船」に乗っているか実践的に確認できます。
「自分のトーク大丈夫かな?」という方は、15分無料相談へ。

それでは、また。
バイバイ。


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