あいさつや雑談、報告、アドバイス…仕事やプライベートで、私たちは常に人に何かを伝え、理解してもらおうとします。
自分の想いがうまく伝わらず、モヤモヤした経験は誰にでもありますよね。
何が悪いのかわからない。
伝え方が上手な人は何をしているのでしょう。
今回の記事では、矢野香氏の書籍「最強リーダーの話す力」より、相手に伝わる話し方の秘訣を紹介します。
伝わる話し方を身につけることで、
- 周囲の人とのコミュニケーションが驚くほど円滑になる
- 上司や同僚から一目置かれ、信頼されるようになる
- 仕事の成果が上がり、目標達成に近づく
仕事やプライベートどちらでもメリットが得られます。
伝える力を伸ばしたいという人は、この投稿を最後まで読んでください。
伝わらないという悩みを減らしてや。
ムックン@お笑い講師
相手に伝わる話し方 5つ
相手にうまく伝わる話し方のコツは以下の通りです。
- セルフプロデュース
- 沈黙を利用する
- キーフレーズを伝える
- 話し方に変化を加える
- 動きを止める
「自分はできているかな?」と確認しながら読んでください。
一つずつできるようにしてや。
セルフプロデュース
書籍で、リーダーの話し方には以下のことが必要と説明しています。
話す内容、身振り手振りや態度、さらには服装などの非言語的な表現まで含め、見せたい自分を呈示するための総合的な演出が必要です。
引用元:書籍「最強リーダーの話す力」P.31
人前で話す時にどういう自分をイメージして話をしていますか?
「そんなこと考えたことがない」という人は多いのでは。
仕事、恋愛、友人関係など、意思疎通するためには、相手に自分のことを理解してもらうことが大切です。
そこで重要になるのが、セルフプロデュース。
セルフプロデュース→自分自身の個性や強みを見せ、相手に印象を与えること
見せたい自分を提示することで、コミュニケーションでのすれ違いが減らせます。
セルフプロデュースを考えてください。
え、どうやって?
「プレゼンの説明がわかりやすい人」「明るく笑顔で話す人」といった「なりたい自分」を具体的にイメージする。
具体的にすることで、今の自分に足りない部分や活かせる能力を分析し、理想へ近づけます。
ぜひ、今日からセルフプロデュースを意識して、人前で話しましょう。
どんな人になりたいの?
沈黙を利用する
書籍で、相手に集中して聞いてもらうための方法を説明しています。
意識的に黙り、わざと長い時間、沈黙を挟む。
一度自分に注目を集めてから、ここぞという重要な話を切り込むのです。
引用元:書籍「最強リーダーの話す力」P.67
「沈黙を作ってはいけない」と考えている人は、多くいるのではないでしょうか。
スティーブ・ジョブズ、オバマ元大統領も効果的に沈黙を用いていました。
沈黙があることで、「え、何を話すの?」と聞き手は耳を傾けるようになります。
そこで一番言いたい言葉を伝えることで、説得力が上がります。
ぜひ、沈黙を利用してください。
沈黙苦手だな
沈黙をうまく利用できるために以下のことを意識してください。
- 沈黙の時間は3秒(心の中で数える)
- 一番伝えたいメッセージの前
たかが3秒ですが、最初はかなり長く感じるでしょう。
この間で、呼吸が落ち着かせたり、相手やその場の雰囲気を感じてください。
沈黙を上手く使えると、自分自身の言葉を今までより理解してくれます。
沈黙になれるようにしてや!
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キーフレーズを伝える
著者は、スピーチのコンサルをする上で、一番時間をかける作業が「キーフレーズづくり」と答えています。
キーフレーズ→一番伝えたいメッセージ
その理由について、以下の説明しています。
キーフレーズが曖昧なうちは、いくら言葉づかいやジェスチャーなどのスキルを磨いても、ほとんど伝わるようになりません。
引用元:書籍「最強リーダーの話す力」P.71
上司から仕事と関係ない話ばかりされて、「結局何を言いたかったのだろう」と混乱した経験は誰しもあるでしょう。
メッセージが曖昧なまま話しても、相手は混乱するだけです。
キーフレーズを明確にして話してください。
どう作ったらいいの?
キーフレーズを作る方法は以下の通りです。
ステップ1 「伝えたいことをひとことで言うと何?」と自問
ステップ2 ステップ1の答えを修正していく
キーフレーズを意識すると、分かりやすい説明になるため、相手からの信頼を獲得できます。
ぜひ、相手に自分の思いを正確に伝えていきましょう。
キーフレーズは何回も言ってや。
話し方に変化を加える
著者は、ある経営者の挨拶を見て、以下のことに気づきました。
話の中で声のエネルギー量が変化することで、聞き手は惹きつけられる
引用元:書籍「最強リーダーの話す力」P.91
2人から「ありがとう」と言われた場合、どちらの人が本当に感謝してくれていると感じますか?
- Aさん:早口、小声
- Bさん:ゆっくり、普通の大きさ
Aは「ありがとう」と言っているだけで、気持ちは見えてきません。
Bさんはゆっくり大きな声で伝えてくれているため、感謝していると感じられます。
声のエネルギー量をうまく使うと、表現力が高まり、より印象づけられます。
声のエネルギー量→話すスピード、声の大きさ、声の高さ
声のエネルギー量を意識して、聞き手にあなたの気持ちや考えを伝えてください。
どう意識するの?
声のエネルギー量を変化させるポイントは以下の通りです。
大事なキーワードに対して、「(スピード)ゆっくり」、「(声を)少し高め」、「(声を)大きく」
最初は声のエネルギー量に変化をつけることに難しさを感じるでしょう。
練習を重ねることで、声量の変化を自然に操れるようになります。
内容を正確に伝えることはもちろん、自分の想いを伝えることも意識しましょう。
気持ちを込めると声大きくなるで。
動きを止める
書籍で、信頼感の演出方法について以下の説明しています。
動いていたものが止まる、あるいは動いているはずのものが止まっている状態は、信頼感を際立たせるのです。
引用元:書籍「最強リーダーの話す力」P.138
友人との会話で、周りの人を見ながら話している人が突然「実は・・」と動きを止めて自分に話しかけられたらどうでしょう。
「え、どうしたの?」と集中して聞いてしまいますよね。
動いていたものが止まることで、次の言葉に注意が向くようになるという心理的な効果があります。
「静と動」を意識して話してください。
難しくない?
最初は、できている人の真似をすることが一番です。
お笑い芸人は、最初ジェスチャーを加えながら話していますが、オチの部分では必ず動きを止めています。
重要なポイントを話す前には、必ず動きを止めて聴衆の視線を自分に集めてから話しましょう。
視線も一点を見つめてや!
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まとめ:一目置かれたい人は、大事なポイントを押さえてうまく話を伝えよう!
今回の記事では、矢野香氏の書籍「最強リーダーの話す力」より、相手に伝わる話し方の秘訣を紹介しました。
話し方が下手だと良い人間関係を築けません。
意思疎通の行き違いから思わぬトラブルに巻き込まれることもあります。
「あの人の話はわかりやすい」「会話がしやすい」
周囲の人から一目置かれる存在になりたい方は、今回紹介したポイントを押さえてください。
仕事仲間や友人とのコミュニケーションが円滑になり、より充実した生活を送ることができるでしょう。
自分の話し方を今日から改良や!
それでは、また。
バイバイ。
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