テレビで芸人の会話を観ていて、
「なんでこんなに面白いんだろう?」「自分も楽しい話をしたいな」
そう思ったことありませんか?
芸人さんはすごいね。
面白いと思う経験があっても、人にどう話したらいいのかわからない。
今回は、田中イデア氏の書籍「お笑い芸人に学ぶ ウケるトーク術」から以下の2点について説明します。
「自分はそういうことできない」と諦めている人もいるでしょう。
楽しい話は「作り方」を知っていれば誰でもできます。
今回の記事から学んで、自分の楽しい話を皆の前で披露してください。
会社や学校の人気者になるで!
ムックン@お笑い講師
自分の話がつまらない原因
自分の話がつまらなくなる原因について以下の通りです。
- ハードルを上げている
- 話のネタが不適切
- 詳細を語り過ぎて話が脱線している
一つずつ説明していくで。
ハードルを上げている
周囲の人で、「この前面白いことがあったんだ~」と言って話し始める人はいませんか。
この言葉はやめた方がいいです。
え、言ってしまっている・・
自分と他人で面白いと感じる基準は違うことがほとんど。
「面白い」と聞くことで、ハードルが上がってしまい、とても面白い話ではない限りつまらない印象を持たれます。
話し始める時は、
「ちょっと楽しいことがあって」「自分の中で面白いと思うことがあって」
ハードルを下げてください。
フラットに聞いてもらうがいいで。
話のネタが不適切
会社や学校の後輩が、以下の話をしたら笑えますか?
この前、旅先で食べた料理にあたってしまって、2日間入院したんですよ。
体重が2キロも落ちました、ハハハ・・。
笑いより心配や悲しい気持ちになる話はしない方がいいです。
本人にとっては笑える話かもしれませんが、周囲は笑っていいのかわかりません。
不幸話、他人の悪口よりも、ポジティブな気持ちになる話をしてください。
え、どういう話?
相手の気持ちがポジティブになる話は以下の通りです。
- ラッキーだった出来事
- 自分の好きなこと
- 自分のドジ・失敗談
ネガティブなネタばかり言っていると、
「あの人と話していると疲れる」「聞いているこっちがイライラする」
周囲の人が離れていきます。
相手がポジティブになる話の内容にしましょう。
愚痴ばっかり聞きたくないよね。
詳細を語り過ぎて話が長い
人と会話している時に、
「その話って今いるの?」「はやく結論聞きたいけど……」
相手の話が長くて最後まで集中して聞けなかったことはありませんか。
本来であれば楽しい話でも、長いとつまらない印象を持たれます。
相手に詳細を伝えることも大事ですが、短くまとめてください。
どうやって短くするの・・
話を短くするために、以下のことを意識してください。
- 自分の中で重要なことは?
- 相手が聞きたいことは何か?
大切なのは、全部話さないことです。
わからないことがあれば相手から「それってどういうこと?」と確認してきます。
相手が聞いていられる話の長さを意識してください。
ずっと聞くのも疲れるで。
▼今回の記事に興味を持ってくれた人に読んでほしい書籍はこちら!
楽しい話を作るための4ステップ
楽しい話を作るための流れは以下の通りです。
- 5W1H1Dにまとめる
- 自分の気持ちを入れる
- 起承転結にする
- 補足説明を加える
思いついたことだけ話しても、楽しい話にはなりません。
今後は内容をまとめてから話しましょう。
ステップ1 5W1H1Dにまとめる
楽しい話を作るためには、笑える部分を考えるよりも先にすべきは「話を整理する」ことです。
話が整理できていないと、
「何の話をしているのかわからない」「どの話がしたいの?」
相手は内容が理解できず笑えません。
どうまとめるといいの?
5W1H1Dを使うとうまく出来事をまとめることができます。
■When(いつ):そのネタはいつの出来事か
■Where(どこ):そこはどういう場所なのか
■Who(誰が):発言、行動したのはだれなのか
■What(何を):何をしたのか、何が起こったのか
■Why(なぜ):何のためにそれはされたのか
■How(どのように):いかにして
■Do(どうした):どうなった、結論
ポイントは、具体的にするということ。
たとえば、以下のようにしてください。
例)学生時代に告白した話
When:「学生のころ」→「高2の夏休み」
Who:「同じクラスの女子」→「同じクラスで学年1番の人気の女子」
具体的にすることで、より聞き手に伝わりやすくなります。
5W1H1Dを使って話をまとめよう。
ステップ2 自分の気持ちを入れる
伝えたい出来事に対して、自分の気持ちを入れましょう。
自分の気持ちや感想を伝えないと、
「え、何が言いたかったの?」「どう思ったの?」
聞き手は共感できないため楽しくありません。
自分の気持ち・・難しい
次のポイントを意識して自分の気持ちを入れてください。
- どこを楽しい・面白いと感じたか?
- 面白いと感じた理由は?
楽しいと感じた部分を深堀してください。
最初、自分の気持ちを言語化するのは難しいでしょう。
「うれしい」「悲しい」「腹立つ」など短い言葉で伝えるといいです。
これができると笑いがアップするで。
ステップ3 起承転結にする
起承転結はドラマや漫画においてよく用いられています。
話が単調にならず、メリハリが生まれるためです。
起承転結で考えることは以下の通り。
- 起:これから話を聞いてもらう上で、必要な情報を紹介する。
- 承:「起」で紹介した情報をさらに深める。
- 転:予想外の展開を示す。
- 結:「転」を受けて最終的にどうなったのか?
この方法を使って童謡『浦島太郎』を説明します。
- 起:子どもたちにいじめられてる亀がいて、浦島太郎が助ける。
- 承:亀がお礼として浦島太郎を竜宮城に連れていき、楽しい時間を過ごす。
- 転:絶対開けてはいけない玉手箱をもらい、竜宮城から帰る。
- 結:浦島太郎は玉手箱を開けてしまい、おじいさんになる。
このように考えると、「結」を面白くするために、「起・承・転」で必要な情報、言葉がわかってきます。
起承転結を使って楽しい話にしましょう。
話にメリハリを作ってや!
ステップ4 脚色する
話をさらに面白くするためにやるべきことがあります。
それが、話の脚色です。
え、ウソをつくの!
全くのウソを言うことではありません。
ありもしないことを言うといつかバレて、信用をなくします。
脚色するとは、以下のようなことです。
■母親のご飯が美味しくなかった
「昔母親の作ったカレー美味しくなくて、少ししか食べれなかった。」
→「母親の作ったカレー美味しくなくて、飲み込もうとするけど、俺の体が飲み込むの拒否した。」
■宝くじにあたって嬉しかった
「この前、スクラッチしたら、1万円当たって嬉しかった。」
→「この前、スクラッチしたらなんと1万円当たったの。思わずその場でガッツポーズしたね。」
このように、聞き手が「言い過ぎ!」「そんなバカな!?」と言いたくなるようにオーバーにすることです。
自分の経験をありのまま話しても、驚くような出来事ではない限り笑えません。
脚色することで何気ない話も聞いてもらえます。
最初はどの程度脚色すればいいのかわからないでしょう。
実践を繰り返して、感覚を掴んでください。
相手に「絶対、嘘」と言われたらやりすぎ。
まとめ:自分の話を面白くして、会話を盛り上げよう!
今回は、田中イデア氏の書籍「お笑い芸人に学ぶ ウケるトーク術」から以下の2点について説明しました。
自分の話がつまらない原因
自分の話がつまらい原因は以下の通り。
- ハードルを上げている
- 話のネタが不適切
- 詳細を語り過ぎて話が脱線している
どれか当てはまっていたら注意。
楽しい話を作るための4ステップ
楽しい話を作るために以下の4ステップを実行してください。
- 5W1H1Dにまとめる
- 自分の気持ちを入れる
- 起承転結にする
- 補足説明を加える
この手順で一度作ってみて!
今回の記事を読んで、興味を持った人は一度手に取ってください。
楽しい話の作り方以外にも、「ネタの探し方」、「話し方」についても紹介されています。
会話が苦手な人は、「自分は人を笑わせるなんてできない」と思ってきたかもしれません。
しかし、楽しい話は誰でもできます。
今回の記事で紹介した方法で自分だけの楽しい話を作ってください。
自分の話で会話を盛り上げましょう。
面白くなることを諦めたらあかんよ。
それでは、また。
バイバイ。
▼今回の記事に興味を持ってくれた人に読んでほしい記事はこちら!
コメント