会社や大学、サークルで周囲の人を笑わせる人はいませんか。
いるよ。そういう人はいいよね。
面白いことができる人をうらやましいと思うことは誰にでもあります。
面白くなるにはどうすればいいのか。
今回は、松本人志さんの書籍「松本坊主」から、面白くなる上で押さえたい松本さんの6つの発言を紹介します。
この書籍では、松本さんが生まれてきてから、芸人になって坊主にした年(1998年くらい)までを語っています。
松本さんがどういうことを考え、生活や仕事をしているのか知れる一冊です。
「自分はおもしろくない」と悩みを持っている人は多いでしょう。
自分の近くの人を笑顔にするなら、練習すればできます。
今回紹介する松本さんの発言をぜひ生かしてください。
面白くなることをあきらめないでや。
ムックン@お笑い講師
笑いのカリスマ 松本さんの発言 6選
面白くなる上で押さえたい松本さんの発言を6つ紹介します。
- 面白いことの見つけ方
- 面白さを鍛える方法
- 面白い人の特徴
- 面白いことを伝える方法
- 面白いことを言う前に必要なこと
- さらに面白くする方法
松本さんが笑いについてどのようなことを考えているのか確認してください。
面白いことの見つけ方
松本さんはフリートークでよくイライラした話をしています。
この話が面白い!
イライラすること(面白いエピソード)を見つけられる理由について以下の発言しました。
「なんで俺はそこまで腹が立つんやろ?」って思たら、人が気づけへんとこまで気づいて怒っているんですよ。
人の気づいていないとこまで掘り起こして、「見てみぃ!!」って怒ってるんですよね(笑)
参照:「松本坊主」p.19
松本さんのイライラした話が面白い要因として、
「そんなところでイライラするんだ」「確かにそれは腹がたつ」
普段私たちが気づかないことを気づいているからです。
面白い話を見つけるために、観察力を高めていきましょう。
具体的にどうするの?
「何か違和感はないか?」といった意識で以下のことを見てください。
- 周囲の人の行動
- 街の景色
- テレビや動画
プロの芸人は日常の中で面白いことを探しているから見つかります。
今日から自分の周囲の違和感を探してみましょう。
まず、面白いことを見つけるのが重要。
面白さを鍛える方法
大阪にいたころ、松本さんはテレビ番組を観ながら、以下のことをしていたと発言しています。
自分の中でイメージを、「ああ、俺ならこっから出てきてこんなんして」ってね。
そんな目でばっかり観てましたね。
参照:「松本坊主」p.100
芸人は日頃から面白いことを考えているため、人を笑わせることができます。
様々な状況に対してシミュレーションする習慣もついていますので、予想外の出来事にも強い。
1日の中で面白いことを考える時間を作りましょう。
面白いことって・・
まったくのゼロから想像することは難しいです。
面白いことを考える方法は以下の通りです。
- 面白いと思う人を見つける
- その人がなぜ面白いのか考える
- 自分だったらどうするのか想像する
売れていない芸人は舞台やテレビに出ている時間より、その他の時間が長いです。
例えば、働いている時や、家でゆっくりしている時など。
日常の中で、次回の舞台で笑いをとるために、他の人より面白いネタを想像する必要があります。
1日10分でいいので「どうしたら面白くなるか」を考えるようにしてください
考える時間が長くなれば自然と面白くなるで。
面白い人の特徴
松本さんはお笑いを始めた頃、当時付き合っていた女性と別れます。
その時の心境について、以下の発言しています。
もうね、人を笑かすとかいう精神じゃないんですよ(笑)。本当に。
で、あの時に僕がやっぱ思ったのが、お笑いっていう仕事は、笑わす側に余裕がなかったら、絶対でけへん仕事やな
参照:「松本坊主」p.54
売れている芸人は、余裕を感じます。
落ち着いているため、リラックスしてみることができます。
自信がなさそうな人は、面白さも感じませんし魅力的に映りません。
余裕を持った状態で人と会話しましょう。
簡単にできないよ。
自信がない人は以下の立ち振る舞いを心がけてください。
- 背筋を伸ばす
- 顔はまっすぐ
- はっきり話す
姿勢、話し方を変えるだけで、心に変化が起きます。
面白いことを言う前に、自分の心を落ち着かせてください。
自信なく発言すると誰も笑えないで。
面白いことを伝える方法
ダウンタウンはNGK(なんばグランド花月)に出始めたころ、全く笑いがとれませんでした。
その原因について、松本さんは以下の発言をしています。
今考えたら声が出てなかったんでしょう。
ウケるもウケないも、ネタがどうこう、間がどうこうの前に。
参照:「松本坊主」p.80
「自分の声は届いているのか」「なにを言っているか聞こえているか」
自分の声を確認することは重要。
例えば、最後の面白い部分を話した後、「(最後の部分だけ)もう一回言って」と聞き返されると笑いが激減します。
大きく出せると、声に張りが出るため、同じネタでも笑いの量が変わります。
「大きい声だすのちょっと」と恥ずかしがることなく、大きい声を出しましょう。
お笑いの学校では必ず発生練習やるで。
面白いことを言う前に必要なこと
ダウンタウンは、テレビ番組『ガキの使いやあらへんで』を始めた当初は、漫才をしていましたが、徐々にフリートークを増やすようになりました。
その理由について、松本さんは以下の発言をしています。
ネタやってトークってしてたんですけど、トークの方がウケるんですよ。
それで「そうか俺らのこと何も知らん人間の前でネタやるよりは、まず俺らを知ってもらう方がいいんじゃないか」みたいなものがあって、30分フリートークにしたんです。
参照:「松本坊主」p.148
飲み会に参加して、初対面の人にすぐにボケてこられたらどう感じますか?
「どういう人なの?」「何で急にボケるの?」
相手のことがわからないため警戒して笑えません。
面白いことを話したいのであれば、「自分はこんな人です」と早めに伝えましょう。
何を話せばいいの?
自分のことを伝える話として、以下の内容がおすすめです。
- 自分の好きな・嫌いな食べ物
- 趣味
- よくやってしまう失敗
自分の話をするだけでなく、相手のことも知りましょう。
相手を知ることで、お互いに面白いと思うことができます。
さらに面白くする方法
松本さんは、集団コントやテレビ番組をやる上で、意識していることについて以下の発言しています。
出ているビデオにしても、絶対、おいしい部分をひとりに一個は設けてやるっていう考え方なんですよ。
今田にしたって東野(幸治)にしたって誰にしたって、絶対においしいとこ一個作ってやらんと、パワーがでないんですよ。
そうすることによってチームワークが生まれるっていうのが絶対にあると思うから。
参照:「松本坊主」p.183
一人で面白い話をしても盛り上がりに限りがあります。
うまく周囲を巻き込むことができれば、想像以上の笑いが生まれます。
自分が主体となって話すのが苦手な人こそ、周囲を巻き込んでください。
どうすればいいの?
松本さんが行っている相手においしい部分(目立つ)を設けましょう。
具体的に集団で会話しているとき、以下の方法を実行します。
- 周囲の人にまんべんなく話をふる
- 周囲が話しやすい話題を喋る
- 笑顔で話を聞く
人数が多いグループトークを盛り上げるためにはみんなが会話に参加できるようにするのが大事。
周囲の人が楽しめるようにしましょう。
つまらなそうな人を作らないでや。
まとめ:笑いのカリスマの発言から、面白さをアップさせよう!
今回は、松本人志さんの書籍「松本坊主」から、面白くなる上で押さえたい松本さんの6つの発言を紹介しました。
6つの発言を紹介しましたが、松本さんは才能だけでお笑いをやってないと言えるでしょう。
他にもどういうことを考えてお笑いをやっているのか知りたい方は、一度書籍を手に取ってください。
人を笑わせるためには、普段の生活の中で自分が気になるものを探し、まとめ、面白く伝えるということが必要です。
当たり前ですが、面白いことを考えないとできません。
「自分は才能がないからダメだ…」と悩んでいる人は、どういうお笑い・芸人が好きのかを考えることから始めてみましょう。
自分が好きなお笑いを見つけた上で、今回紹介したコツを実践してみてください。
自分が好きなお笑いを知ることは大事やで。
それでは、また。
バイバイ。
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