普段人と会話する中で、
- 「話しやすい」「話の内容が理解しやすい」と感じる人
- 「この人と話すのなんかしんどい?」と感じる人
話がうまい人、ヘタな人いませんか?
「自分も話がヘタです。」と悩んでいる人もいるでしょう。
そこで今回は、ビートたけしさんの書籍「間抜けの構造」よりお笑い界のトップが見た話がうまい人、ヘタな人の特徴について紹介します。
この書籍は漫才師、俳優、政治家等各ジャンルの話がうまい人、ヘタな人のエピソードが紹介されています。
ビートたけしさんの語り口調で書かれているため、最後まで楽しく読めます。
話がうまくなることで、
- 仲間が増える
- 恋人ができる
- 会社での評価が上がる
仕事、プライベートともに充実するでしょう。
生きていく上でコミュニケーション能力は大事です。
今回紹介するうまい人の特徴をぜひ今日から取り入れてください。
一緒に学ぶで!
ムックン@お笑い講師
話がヘタな人の特徴 3つ
話がヘタな人の特徴として、以下の3つです。
- 自分の立ち位置がわからない
- 言わなくていいことを言う
- 否定から入る
コミュニケーションがヘタな人の特徴が、自分に当てはまってないか確認してください。
やっていたら直してや。
自分の立ち位置がわからない
ビートたけしさんは、失言してしまう政治家の特徴について以下の説明しています。
自分がどういう立場にいる人間がわかっていないからだ。
自分を客観視する能力がないからこういうことになる。
参照:書籍「間抜けの構造」P.14
話のヘタな人は、自分の立ち位置を確認せず、自分の言いたいことを言います。
飲み会や会議、雑談するときは以下のことを確認してください。
- 自分は周りからどう見られているのか
- 自分の発言の影響力
- 周囲との関係性
周囲からの印象がわからない人は、相手の表情や行動を意識すれば、失言することはないでしょう。
自分はその場でどんな立ち位置にいるのか考えてください。
周りより先輩なのか、後輩なのか等を考えて。
言わなくていいことを言う
ビートたけしさんは、話がヘタなお客さんの特徴について以下の説明しています。
「KY(空気が読めない)」なんて言葉が流行っているけど、「言わなきゃいいことを、いっちゃうやつ」というのはたいてい間抜けだから。
参照:書籍「間抜けの構造」P.19
コミュニケーションに変に自信ある人は、よく考えないで話してしまう傾向があります。
そのとき思ったことをすぐに言ってトラブルになることも。
つい反射的に答えてしまう。
発言する前にほんの少し時間をとれば、
「これを言うと余計かも」「この言い方は相手に誤解されるな」
言わなくてもいいことを言いません。
「口は災いの元。」と昔から言われていますが、余計な一言で失敗している人は沢山います。
すぐに返答しようと思うのではなく、時間を置いてから、自分の考えや意見を伝えるようにしてください。
ちょっと沈黙があっても大丈夫!
否定から入る
ビートたけしさんは、議論がヘタな人の特徴について以下の説明しています。
「いや、そうじゃないよ。あんた、そういうことじゃないんだよ」で来ると、言われた相手も「何言っているんだよ!」となってきりがない。
結果、不毛な議論が続いてしまう。
参照:書籍「間抜けの構造」P.91
自分の意見を否定されたら納得できなくて、言い返したくなりませんか。
ビジネスの場面で以下のようなものがあげられます。
先輩:なんで俺の言う通り資料を直していないんだ!
自分:いや、先輩が言ったとおりに私はしましたよ!
先輩:どこがだよ!全然違っているだろう。
相手の意見が自分と違う時は注意して、相手と言い争いにならないようにしましょう。
以下のシチュエーションにおいても大事なのが、一言目です。
友人:今日はラーメン食べたいから、晩御飯にラーメン食べに行こうよ。
自分:ごめん。今日のお昼にラーメン食べたんだ。ほかの食べたいものない?
友人:あ、そうだったの。じゃあ、・・
相手の意見を受け止める、謝ることで、好感をもって話を聞いてくれます。
自分の考えを伝えるときは相手を否定しないようにしてください。
言い争いになってもいいことないで。
話がうまい人の特徴 5つ
話がうまい人の特徴として、以下5つです。
- 逆境を笑いに変えようとする
- 自分がどう見られているか意識する
- 話のスピードを調整する
- 相手の呼吸を確認する
- 言いたいことを全部言わない
コミュニケーションがうまい人の特徴を真似てください。
一つずつ説明していくで。
逆境を笑いに変えようとする
ビートたけしさんは、自分の弟子の特徴について以下の説明しています。
いくら間抜けな状況に巻き込まれたとしても、頭のどこかでは「これはオイシイな。この状況をどうにかして笑い話に変えてやろう」って、考えているものなんだ。
参照:書籍「間抜けの構造」P.40
失敗が続くと、知らず知らずの内に、人は会話の中でネガティブな発言をしてしまいがちです。
暗い話ばかりする人と話をしたいとなりません。
話がうまい人は、逆境の中で楽しいことを見つけて沈んだ空気をがらりと変えてくれます。
どうやって見つけるの?
今の状況の中で以下のことをしてください。
- これはおもしろいと思う部分を探す
- どういう展開になったらおもしろいか考える
気分が上がるような話をできる人は仕事、プライベートどちらでも評価されます。
苦しい状況で、楽しい会話をするのが困難でも、笑いになることを探してください。
探さないと見つからないで。
相手がどう感じているか意識する
ビートたけしさんは、売れている芸人の特徴について以下の説明しています。
自分が今どのような状況にいて、他人からどう見られているかということを、人並み以上に意識しなければいけない職業が、お笑い芸人というもの。
参照:書籍「間抜けの構造」P.43
周りを気にせず話をすると、
「話している内容が理解できない」「おもしろくない話をずっとしてる」
相手が楽しく感じてないことに気づかず、自分だけ喋っていることになります。
会話の中で、相手の表情や態度がどう変化したのか確認しましょう。
相手を意識することでその場で盛り上がる話をすることができます。
自分が気持ちよく話せたらいいではないで。
話のスピードを調整する
ビートたけしさんは、売れている漫才師の特徴について以下の説明しています。
客の反応を見ながら、漫才をコントロールしていく。
卓球みたいに、ゆっくり打ってきたなと思ったらパンっと速く返したり、ビシっと打ち込まれたらゆっくり山なりのボールを返したり。
緩急を調整する。
参照:書籍「間抜けの構造」P.53
話がうまい人は、相手の話すスピードに合わせることができます。
- せっかちな人→テンポよく返答する
- 落ち着いている人→ゆっくり会話する
せっかくおもしろい話をしても、テンポが合わないと、相手は「話しにくい人」という印象に。
テンポが合う相手だと、話しているだけで心地良さを感じます。
会話をするときは、話すスピードを合わせたり、タイミング良く相づちを打つように心がけましょう。
会話が苦手な人は無意識の内に話のスピードが早くなることも多いので、気を付けてください。
相手のリズムを意識してや。
相手の呼吸を確認する
ビートたけしさんは、話がうまいアナウンサーの特徴について以下の説明しています。
上手い人は、相手が呼吸するタイミングで入ってくるよね。
その呼吸の間合いを読むのが上手い。
参照:書籍「間抜けの構造」P.89
自分が話している時に話を遮ってくる人はいませんか?
最後まで言えないと、イライラします。
相手が話し終わるまで黙っておきましょう。
自分も遮ってしまう時がある・・
話を遮る人の多くは、相手との呼吸があっていません。
呼吸があわないため、話の終わりがわからないのです。
人は、話しているときは息を吐き、ちょっと沈黙しているときは息を吸ってます。
会話しているときに、以下のことを意識してください。
- 相手が喋っている→息をはく
- 相手が沈黙→息をすう
ポイントは、相手が沈黙しても、慌てて話さない。
相手が話をふってくるまでしっかりと口をつぐみ、呼吸を合わせてみましょう。
沢山話したい気持ちはわかるけど、落ち着いて。
▼「話がうまくなりたい」という人に読んでほしい記事はこちら!
言いたいことを全部言わない
ビートたけしさんは、議論がうまい人の特徴について以下の説明しています。
ちょっと長めにしゃべりたいと思ったら、「私の言いたいことは二つあるんですよ」とやる。
「三つあります」というと、「おまえ三つもしゃべるのか!」となるから、二つがいい。
参照:書籍「間抜けの構造」P.89
自分が話す内容を絞っておくことは大事です。
皆さんもこんな経験はないですか?
学生時代の授業で、「ここ(10個のポイント)を覚えてください」と言われて、「多すぎだろう」と思ったことが。
話す側にとっては少なくても、聞く側にとっては多いと感じてしまいます。
まずは2つにして、自分の言いたいことは全部言わないようにしましょう。
話す内容を絞ることで、
- 内容が理解しやすい
- 印象に残る
相手に伝わりやすさが変わります。
自分の会話は短くすることを意識してください。
皆喋りたいから譲ってあげて。
まとめ:自分の会話を見直して、話がうまい人になろう!
今回は、ビートたけしさんの書籍「間抜けの構造」よりお笑い界のトップが見た話がうまい人、ヘタな人の特徴について紹介しました。
話がヘタな人の特徴 3つ
話がヘタな人の特徴として、以下の3つです。
- 自分の立ち位置がわからない
- 言わなくていいことを言う
- 否定から入る
話がうまい人の特徴 5つ
話がうまい人の特徴として、以下5つです。
- 逆境を笑いに変えようとする
- 自分がどう見られているか意識する
- 話のスピードを調整する
- 相手の呼吸を確認する
- 言いたいことを全部言わない
この書籍ではたけしさんが見た政治、お笑い、映画等で活躍する人、活躍しない人の特徴が書かれています。
会話はもちろん、人生まで学べる一冊となりますので、一度手に取って読んでください。
会話のうまさは、生まれつきの要素が大きいと考える方も多いでしょう。
今回紹介した方法を学び、日常で活用することで改善できます。
話がうまくなることで、
- 「また会おう」と言ってもらえる
- 沈黙が気にならないようになる
- 自分の言いたいことが言える
自分だけでなく、相手も楽しい会話ができるようになります。
話がうまい人の特徴を今日から取り入れていきましょう。
以上です。
それでは、また。
バイバイ。
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