皆さんの中に、
- 自分の話はいつも盛り上がらない
- 友人のように皆を笑わせたい
と思っている方はいませんか。
まさに自分はそうです。
日常の出来事を話しても、面白い人がいれば、面白くない人もいます。
笑いをとれる人はどのように話しているのでしょう。
今回の記事では、西川栄二氏の著書「笑いの作り方」を参考に、日常の出来事を面白く話すポイントを解説します。
「口ベタだから無理」と考えている人はいませんか。
お笑いのノウハウを知り、実践することで変わります。
この記事をきっかけに、自分の話を面白くしましょう。
面白くなって皆を楽しませるで。
日常の出来事を面白くする方法 5選
話を面白くするポイントは以下の通りです。
- 話すときは明るく元気に
- 話しにリズムをつける
- 本音を言う
- 本音の部分を強調する
- 話を盛る
できることから始めよう。
話すときは明るく元気に
西川氏は、面白くない人の話し方の特徴について以下の説明しています。
「面白くない人」の話し方の特徴は、話すうちに声が小さくなり、トーンが下がっていくこと。
それだけで「暗い人」「話に加わりたくない人」という印象を与えてしまいます。
参照:「笑いの作り方」 P41-42
どちらの人と話をしたいですか?
A:声が小さく、あまり笑わない
B:声が元気で、よく笑う
Bでしょう!
声が小さいと、相手は「自分との会話はあまり楽しくないのか」と思います。
その結果、お互いに声のトーンが下がって盛り上がらない会話になります。
会話を楽しくするに、明るく元気に話すことを意識しましょう。
どうやればいいの・・
明るく元気な声の出し方としては、以下の通りです。
- 口を大きく開けて、“笑顔の口”でハキハキと話す
- 「ドレミファソ〜」の「ソ」のトーンで声を出す
明るく元気な声を出すことで、会話に勢いが生まれます。
会話が苦手な人はついつい声が小さくなりますが、話の内容がよくても面白くなりません。
相手が楽しいと感じる声を出しましょう。
芸人は声の大きさを常に意識してるで。
話にリズムをつける
西川氏は、聞きやすい話し方について以下の説明しています。
文章を区切ることなく、ただダラダラと喋り続けているのを聞くのは苦痛です。
短い文章を入れることで、話しにリズムが生まれ、体言止めを上手に使えば、さらに心地よい印象に
参照:「笑いの作り方」 P83
芸人の話が面白い要因は、ダラダラ話さないからです。
文章を区切って話すことで、聞いている人も頭の中でストーリーをイメージできます。
話を短くして聞きやすくしましょう。
じゃあどれくらいにするの?
だいたい1文で45文字くらいを意識してください。
それ以上だと、「話がながいな」「なんの話だったかな」となります。
1文を短くして話すと以下のようになります。
× ダラダラ喋るパターン
昨日、なんばグランド花月に行ってきたけど、知らない漫才師が出てきて、ボケが面白くて、ツッコミも上手で、俺好みの漫才師だったけど、まだ芸歴が3年目なんだよ。
〇 文章を区切って喋るパターン
昨日、なんばグランド花月に行ったら、知らない漫才師が出てきたんだよ。
ボケが面白くて、ツッコミも上手で俺好みの漫才師。
で、その漫才師まだ芸歴3年目でびっくりした。
楽しくなって一気に最後まで話したくなりますが、相手からしたら疲れます。
テレビで成功している芸人は、喋る量を調整しています。
リズムがでるように、短く話してください。
テレビでは1回の喋る時間は20~30秒やで。
本音を言う
西川氏は、本音を言える人になることをすすめています。
その理由は以下の通りです。
その人がどんな人なのかの共通認識があると、面白いことを言わなくても、本音を言うだけで笑いが取れるのです。
参照:「笑いの作り方」 P47
例えば、どちらの友人と一緒にご飯を食べたいですか?
A:ご飯を美味しそうに食べながら「しあわせ~」と言う。
B:たんたんとご飯を食べる。
Aでしょう。
「しあわせ~」と言われると、自然と自分も笑顔になります。
たんたんとされると、「自分と一緒が嫌なのか」と感じて楽しくありません。
本音は、相手のこと(性格、考え方)を知れるため、親しみを感じます。
本音言うのこわいな・・
「本音を言ったら嫌われる」と感じる人もいるでしょう。
以下の発言を避ければ嫌われることはありません。
- 他人の悪口、愚痴
- 差別用語
- 政治や宗教の思想
「楽しい」、「嬉しい」と感じた時は、自分の本音を言ってください。
本音の部分を強調する
西川氏は、話を面白くする方法として、
「圧倒的に」「嘘のように」「この世のものとは思えないほど」
大げさな言葉をつかうことをすすめています。
その理由は以下の通りです。
「なにもそこまで強調しなくとも」と、言っている内容をよりバカバカしく、そして話す人をよりチャーミングに魅せる効果があります。
参照:「笑いの作り方」 P55
この方法は、ビートたけしさんもつかっています。
・非常に気合の入った人を見た時 → 完全にやる気満々なワケ
・できないことがあった時 → どう考えても無理だ
「完全に」「どう考えても」が本音の部分を強調しています。
ただ「無理です」よりも、「どう考えても無理です」と言われた方が本当にできないんだと伝わります。
話を面白くするために、本音の部分を強調するフレーズをつかってください。
芸人さんはよく使っているで。
話を盛る
芸人さんはよく話を盛ります。
なぜ、話を盛るかと言うと、その経験した出来事をそのまま話すより面白くなるからです。
話を盛るってどういうこと?
話を盛る方法について、西川氏は以下の説明しています。
嫌なことを、もっと嫌なことに、カッコ悪いことを、もっとカッコ悪くアレンジ
参照「笑いの作り方」 P65
具体的には、以下のようにします。
①悲しいことをもっと悲しく
高校生にカツアゲされた → 中学生にカツアゲされた
②恥ずかしいことをもっと恥ずかしく
母親と服買いに行っているのを友達に見られた → 好きな女性に見られた
ポイントは、聞いた相手が「だっさー」「最悪~」と感じるかです。
相手の心を動かすことで初めて笑いに繋がります。
これからは、自分の話をどう盛ることができるのか考えてください。
自分のことをよりカッコ悪くして。
▼笑いの作り方をもっと詳しく知りたい人はこちら!
まとめ:5つの方法を実践し、面白い人になろう!
今回の記事では、西川栄二氏の著書「笑いの作り方」を参考に、日常の出来事を面白くするポイントを解説します。
この記事を見て、参考になったと思った人は、ぜひ「笑いの作り方」を一度手に取ってください。
今回紹介した内容以外にも、「これは参考になる」と思うテクニックがあります。
読むことでお笑いの技術が上がることを、約束します。
面白い話ができることで、
- 周囲から好かれる
- 周囲から大切にされる
- 友人の輪が広がる
人間関係が改善します。
うまく会話できないと、ついつい「自分は面白くなれない」と考えてしまいます。
最初から成功すると思わないように意識してください。
何度も人前で実践することで、周囲から「面白い人」と認識されるでしょう。
一緒に面白くなろうや!
それでは、また。
バイバイ。
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