もともと仲良かった友達、会社・学校の同期と知らない間に仲が悪くなった経験はありませんか?
関係が悪化すると、
「なんかあの人と一緒にいるときまずい」「あっちから話しかけてこいよ」
相手と一緒の空間にいることにストレスを感じるでしょう。
ほんとなんとかしてほしい
今回の記事では、過去の私のエピソードとともに、人間関係悪化の原因と解決策を紹介します。
全ての人と仲良くなることはできません。
ちょっとした行動や考えを知ることで、悪化は防げます。
ストレスを減らすために、今回の記事で学んだことを実践してください。
私と同じことをしないでね。
ムックン@お笑い講師
人間関係を悪化させるNG行動と解決策
人間関係が難しくなる原因は以下の通りです。
- 自分の方が正しい
- 相手に頼り過ぎる
- 余計なアドバイスをする
- 相手のせいにする
昔の私と同じ考えになってないか確認して。
自分の方が正しい
これは、私が初めて組んだ相方の話になります。
組むきっかけ
私が漫才塾で5年目の時に、つっさんは入塾しました。
第一印象はとにかく大人しい。
人と話すとなると、ちょっとおどおどします。
しかし、ネタ披露になると人が変わります。
大人しいつっさんが、感情を全面的に出したネタを披露するのです。
芸人で言うと、吉住さんみたいな感じ。
このギャップに魅力を感じて、つっさんに組みたいとお願いしてコンビ結成しました。
一番の思い出
2人の共通点があり、それはお互いフットボールアワーさんが大好き。
そのため初めてやった漫才はフットボールアワーさんのネタでした。
お互いに好きでよく見ていたため、すぐにできるかなと思いましたが全然できませんでした。
話すスピード、台詞回し、二人の掛け合いがとにかく難しい。
プロの凄さを改めて感じた。
お客さんの前で披露しましたが、全くウケませんでした。
ただ、大好きなフットボールアワーさんの漫才をやれたのでいい思い出です。
解散に至る経緯
ネタ作りは二人で作るのですが、私はつっさんの考えるボケに対して、
「それでは、前後の内容と合わない」「お客さんはそれを理解できない」
毎回ダメ出し(指摘)していました。
それは嫌やわ。
つっさんは最初、私の指摘を受け止めてくれましたが、最後の方は拒絶の態度に。
半年後、つっさんからコンビ解散の申し出がありました。
反省点
つっさんからコンビ解散を言われて反省したことが、「自分の方が正しい」。
私はつっさんよりお笑いを学んだ歴が長いから、自分の方が正しいと思っていました。
歴だけで決まるの?
今の自分やったら言えます。
「歴が長いとかそんな大したものではない。面白いかどうかは別。」
歴が長いからこそ、相手の良さをどう生かすかのか考えるのが自分の役割でした。
職場、学校の後輩を話す際には、自分が正しいと考えず、相手の意見を受け入れてください。
相手の意見を聞けない人は、敵を増やしたり、周りから避けられる存在になります。
相手の意見はまず肯定からスタートやで。
相手に頼り過ぎる
2人目の相方の話になります。
組むきっかけ
いっさんは私より3年遅れて入塾しました。
私の第一印象は尖っている。
初めて来た時のいっさんは黒のTシャツ、黒のデニムにサングラスをしていました。
本人曰く、初日に舐められないようにするために、サングラスをしたみたいです。
いっさんはとにかくボケが無茶苦茶。
本能のままにボケて、笑いは0か100を狙っていました。
芸人に例えると、ランジャタイの国崎さん。
無茶苦茶できるいっさんに対して、色んな人がコンビを組んで欲しいと依頼していました。
私が最初の相方とコンビ解散したタイミングで、いっさんもコンビを解散しフリー。
私はチャンスと思い、誘うと了承してくれました。
一番の思い出
いつも漫才の練習をする場所が大阪城公園でした。
その日も練習していると、なぜかいつもより人が多い。
通行人の荷物を見て、ジャニーズのコンサートの日とわかりました。
すると、いっさんは「通行人の前でネタしよう」と言い出します。
抵抗しましたが、いっさんがあまりにしつこく誘うため漫才しました。
めちゃくちゃ恥ずかしかった!
誰も私たちの漫才を見てくれませんでしたが、私一人では絶対できなかったため、いい思い出です。
解散に至る経緯
私はいっさんの独創的なボケを生かすには、自分がネタ作るよりいっさんに任せた方がいいと考えて、全部いっさんに任せました。
「このネタやったら上手くいくぞ」と、色んなインディーズライブに出るのですが、全く結果が出ません。
結果が出ない中で、私はいっさんに対して、
「次のライブでは今回の反省活かしたネタお願いします」
と言ってました。
いやいや自分も考えろよ。
相手の無茶苦茶なボケに依存していたので、私から「こうしていこう」という提案はありません。
私に対してガッカリしたのか、半年後、解散の申し出がありました。
反省点
いっさんからコンビ解散を言われて反省したことが、「相手に頼り過ぎた」です。
最初は、いっさんも自分のやりたい笑いができるとネタを考えてくれました。
その頻度が増えてくると負担になり、解散を申し出た。
ずっと頼られるのはしんどいね・・
相手と一緒に何かやる時はまず自分だけでやるつもりで考えてください。
自分がやると決めれば、
- 自分から率先して動く
- 相手に何かしてもらった時にありがたいと感じる
相手も負担に感じず、楽な関係になっていきます。
現在、自分は誰かに頼り過ぎていないか確認してみましょう。
自分が率先して動くを意識してや。
余計なアドバイスをする
3人目の相方の話になります。
組むきっかけ
あっさんは私より7年遅れて入ってきました。
第一印象はお調子者。
初日から、あっさんは積極的に塾生に対してボケてました。
芸人に例えると、ザキヤマさん。
面白いお調子者が来たので、コンビ組んでみたいとなりましたが、
「コンビ解散すると本当につらい。」
過去の経験から私は誘いませんでした。
あっさんが塾に来て2カ月経ったある日、あっさんから「漫才組んでもらえませんか」と言われました。
私は悩みましたが、この人と漫才がしたいと思いコンビを組みます。
一番の思い出
コンビ組んで3カ月後、あっさんより結婚の報告とその結婚式で一緒に漫才して欲しいと言われました。
私は「自分でいいのか」と心配でしたが、この大事な場に自分を呼んでくれた気持ちがとても嬉しくて了承しました。
相方の気持ちに応えようと漫才しましたが、お互い気合が空回りして残念な結果に。
出だしは良かったけど、そこから沈んでいった。
相方のめでたい場で漫才が披露できたことはいい思い出です。
解散に至る経緯
コンビ活動を重ねていく中で言い合いが増えました。
その原因となったのは、あっさんのキャラクター。
あっさんは言葉のセンスで笑いを取れる人になろうとします。
しかし、私は本来のキャラクター(お調子者)のままでいた方がいいと思いました。
私はあっさんに対して、何度も
「そのキャラクターはあっさんに合ってない」「そのキャラクターではウケない」
とアドバイスを言いました。
自分の考え押し付けてくるな~・・
あっさんは打合せの場に出なくなり、コンビ組んで半年後解散しました。
反省店
あっさんからコンビ解散を言われて反省したことが、「余計なアドバイスをし過ぎた」です。
自分は相手のためと思っても、相手が求めている助言とは限りません。
一方的なアドバイスは、相手を萎えさせます。
自分がやられたら嫌なことしたわ。
アドバイスする時には「相手は何を望んでいるのか」を意識しましょう。
相手の考えに配慮して、一緒にどのようにしたらいいのか話し合うことをしてください。
▼今回の記事に興味を持ってくれた人に読んでほしい記事はこちら!
相手のせいにする
4人目の相方の話になります。
組むきっかけ
じっさんは私より8年遅れて入ってきました。
第一印象はかっこつけ。
見た目はそこまでカッコよくないのですが、100人以上の異性と付き合った男性のような話し方、振る舞いをします。
本人は意識していませんが、すでにキャラが出来上がっていました。
芸人に例えると、ノンスタイル井上さん
じっさんが入塾して1カ月後、
「漫才上手くなりたいから組んで欲しい」
と誘われたのですが、最初私は断ろうとしました。
理由としては、3度のコンビ解散しているからです。
「また解散する」と思いましたが、ツライことより楽しいことが多いと気づきコンビ結成しました。
一番の思い出
道頓堀zazaという場所で「サラピンライブ」というものが昔ありました。
このライブの特徴が、
- プロ、アマチュア関係なく出場可能
- 出演料が無料
- お客さんが15人以上集まると、観客投票制ライブに変わり、1位には賞金2000円が貰える
このライブに何度も出場しました。
ある日、お客さんが20人入り、観客投票制ライブに変わりました。
とてもラッキーなことに私たちのネタがお客さんとの相性が良くて、結果1位。
お笑い人生で初めて賞金を頂けました。
努力は報われると知れました。
初めて賞金が貰えてとても嬉しかったですが、それより漫才が認められたことがよかったです。
解散に至る経緯
お笑いライブで1位を取った以降、他のお笑いライブに出ますが全く結果が出ません。
結果が出ないことの焦りから、
「もっとこうしてくれないと困る」「そんなやり方だからウケない」
上手くいかない原因をじっさんのせいにしてました。
それはだめでしょう。
何かと因縁をつける私に対して、最初はじっさんも対応してくれましたが、日に日に口数が減り半年後解散しました。
反省点
じっさんからコンビ解散を言われて反省したことが、「相手のせいにしていた」です。
間違いやミスを相手のせいにすることで、自分の気持ちは楽です。
しかし、相手のせいにしていると、評価、信頼は失なっていきます。
なにか失敗した時は、自分自身の行い、考え方などを見直しましょう。
人のせいにすると、反省しないため、同じ失敗を繰り返してしまいます。
自分は人のせいにすることが癖になっていないか確認してください。
失敗は全部自分のせいと考えてや。
まとめ:新たな考え方を取り入れて、今までと違う接し方をしよう!
今回の記事では、過去の私のエピソードとともに、人間関係悪化の原因と解消するための対処法を紹介しました。
人それぞれ性格や考え方は違うため、自分に合う人、合わない人は必ずいます。
相手を思いやる気持ちや敬う気持ちを忘れずに接すれば、悪化はしませんし、改善できます。
最近身近な人と関係悪化してしまったのなら、今回の投稿で紹介した考え方を明日からでも少しずつ取り入れてください。
今までと違う接し方をすることで、楽な人間関係になるでしょう。
一緒に人間関係を良くしていきましょう!
それでは、また。
バイバイ。
▼今回の記事に興味を持ってくれた人に読んでほしい記事はこちら!
コメント