普段人と話していて、上手く説明しているつもりだけど、
- 相手から何度も聞き返される
- 納得いかない表情される
中々相手に伝わらないと悩んでいませんか?
自分は話すの下手だから・・
伝える力はトレーニングすることで上げることが可能です。
今回の記事では書籍「バナナの魅力を100文字で伝えてください」より相手に伝わる話し方のコツを解説します。
伝わる話し方になると、
- 自分の話を理解してもらいやすくなる
- 自分の考え、気持ちを共有できる
- 話を最後まで聞いてもらえる
面白い話をしたときに、笑いが取りやすくなります。
今回紹介する方法を、ぜひ日常会話に取り入れてみてください。
自分の話をもっと伝わりやすくしてや。
ムックン@お笑い講師
伝わらない原因 3つ
話が伝わらない原因は以下の3つです。
- 言葉だけで伝えようとしている
- 一度伝えただけで終わり
- 自分本位になっている
今まで話しても伝わらないことが多い人はこの3つがあてはまっていないか確認してください。
意外とやっていることが多いよ。
言葉だけで伝えようとしている
人は言葉だけでなく、視覚からも情報を得ています。
(メラビアンの法則)
人との会話において、影響を与えるもの
言語情報(言葉の内容):7%
聴覚情報(声のトーン、イントネーション):38%
視覚情報(ボディーランゲージ):55%
ほとんど聴覚情報や視覚情報によって話の内容を判断しています。
つまり、話す内容がまとまっていても、うまく伝わらない可能性が大きい。
丁寧に説明しているのに伝わらない場合は、言葉だけで伝えていないかチェックしてください。
伝わってなかったらどうするの?
うまく伝えるためには、以下のことを意識してください。
- 表情や身振り手振りする
- 声のトーンやテンポに変化をつける
- 大事な言葉は感情を込める
相手に理解してもらうには、丁寧な説明だけでなく身振り手振りも必要です。
言葉だけで伝わると考えるのはやめましょう。
芸人さんの話が面白いのは言葉だけではないで。
一度伝えただけで終わり
会社や学校等の先輩から
「一度の説明で理解しろ!」「一回で覚えろ!」
と言われたことはないですか?
一回でですか!?と思った。
一度で理解・暗記するのは難しいです。
人は基本的にかなりの情報を忘れるようになっているからです。
(エビングハウスの忘却曲線)
人が何かを記憶したとき
20分後 → 約42%を忘れる
1時間後 → 約56%を忘れる
1日後 → 約66%を忘れる
人はすぐに他人の話を忘れてしまうため、伝える頻度を高めることが重要です。
面倒ですが、大切なことは繰り返し伝えてください。
何度も言うことで、相手は「言っていることがわかった。」となるでしょう。
何度も言う時、イライラした言い方はあかんよ。
自分本位になっている
自分がよくわかっていることは
「言わなくてもわかる」「相手も知っているだろう」
と考えて、相手にとって大事な説明の一部を省きがちです。
言葉を省略した結果、本来面白い話が何の話かわからないこともある。
あなたが「ここはいらないか」と考えても、相手はそう思わないです。
自分本位の会話にならないようにしましょう。
どうやってするの?
自分本位の会話にしないために、以下のことを意識してください。
- 相手の反応(表情、態度)を見る
- 相手の意見を聞く
自分ではしっかり伝えたと思っていても、想像していたものとは異なる受け取り方をされることがあります。
大事なことは、「相手に何が伝わったか」です。
自分の発言はどのように受け取られるのかを相手の視点で考えましょう。
繰り返すことで伝える力が強化されます。
友人と話す時も、初対面の人のように丁寧に。
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わかりやすく伝えるコツ 5つ
伝わる話し方のコツは以下の通りです。
- 比較する
- フリを作る
- マイナスの言葉をプラスに変える
- たとえる
- 考える時間を作る
「うまく喋れない」という人でも、ポイントさえつかめば、習得が可能です。
一つずつ説明していくで。
比較する
比較して伝えるとは、具体例として、
- 前回の企画より良くなっているよ
- 対前年度120%アップです
このように、二つのものを比べて違いをはっきりさせることです。
比較することによるメリットについて、書籍で以下の説明しています。
魅力や価値は比較することで明確になります。
比較することで違いが見える化し、魅力が浮き彫りになってきます。
書籍「バナナの魅力を100文字で伝えてください」P.89
この方法を使うと、より自分の感情を伝わりやすくなります。
■比較を使わない
俺の給料、めっちゃ少ないから悲しい。
■比較を使う
この前調べたら俺の給料、同じ年のダルビッシュ有の給料の600分の1だぜ。悲しいよ。
魅力を伝える時、「すごい」「とても」とあいまいな言葉を使ってしまいがちです。
このように一般的に知られているモノゴトと比較することで、イメージを共有しやすくなります。
ぜひ、あいまいな言葉ではなく、比較して魅力を伝えましょう。
この記事を3回は読んでね。
フリを作る
フリとオチという言葉は、お笑い番組を観ているとよく出てきます。
- フリ:「この先きっとこうなるんだろう」と思わせること。
- オチ:フリのイメージを裏切るような結末を用意すること。
フリとオチのギャップによって笑いが起きます。
え、こんなのできないよ。
オチと聞けば、面白いことを言わないといけないと思いますが、決してそうではありません。
オチは感動や驚き等の出来事の結末(事実)でいいです。
大事なのは、「フリ」。
フリの伝え方で大きく印象が変わります。
オチに対して、プラス(嬉しい)またはマイナス(悲しい)のフリを加えてください。
例えば、AとBどちらの方が恥ずかしいと感じますか?
A:この前スーパーで、お前のお母さん見たよ
B:この前スーパーで、半額セールの食パン大量に購入してるお前のお母さん見たよ。
Bはめっちゃ恥ずかしい。
「半額セールの食パン大量に購入してる」というマイナスのフリがあるので、「お前のお母さん見たよ」が、恥ずかしく感じます。
伝わらない話とは「フリ」がない話です。
フリを作ることで、聞き手は「おもしろい」「驚いた」と感じてくれるでしょう。
マイナスの言葉をプラスに変える
仕事で上司から資料について指摘された時、どちらの言葉の方が頑張ろうと思いますか?
A「なんだこの資料は!文章がめちゃくちゃじゃないか」
B「少し文章を変えたら、これはもっと良くなる」
Bでしょう。
どちらも言いたいことは同じです。
「めちゃくちゃじゃないか」と言われたら、仕事へのモチベーションが下がります。
しかし、「もっと良くなる」と言われると、文章を見直そうと思いませんか?
マイナスの言葉をプラスに変えることで伝わりやすさが変わります。
これをどう日常会話で使うの?
友人に何かツッコまれたとき、プラスの言葉で返すと場の雰囲気が楽しくなります。
友人から「お前、ちょっと太り過ぎじゃない?」と言われた時の返し
■マイナスの言葉で返す
「そんなことないよ!」
■プラスの言葉で返す
「太ってないよ。ちょっと増量しただけ」
伝えるにしても、マイナスとプラスの言い方があります。
プラスで言う方が、自分も周りも楽しい気持ちになります。
今まで何気なく使っていた否定的な言葉を肯定的に変えていきましょう。
▼今回の記事にもっと伝える力を上げたい人に読んでほしい記事はこちら!
たとえる
たとえて説明することで、聞き手は
- イメージが見えるかする
- 抽象的な話が具体的になる
わかりやすいと感じるのです。
■から揚げの大きさを伝える
たとえなし:とても大きなから揚げを食べた
たとえあり:俺のこぶし位大きなから揚げを食べた
ポイントとしては、相手が理解しやすいものにする。
サッカーが好きな人には、サッカー関連のモノや動作で伝えてください。
■サッカー好きに自分の部屋の狭さを伝える
通常:すごい部屋が狭い
たとえる:フットボールのサッカーゴール位狭い
わかりにくい内容を伝える場合、
- 今流行っていること
- 身近にあるもの
誰にでもわかることにたとえると、相手の理解度も上がるでしょう。
たとえツッコミとかまさにこれやな。
考える時間を作る
自分が話した後は、そこから最低でも約2秒は沈黙しましょう。
沈黙の間に、話し手が口にしていた言葉を、聞き手は頭の中で整理し、理解することができるからです。
沈黙している時間は、相手が考えている時間です。
話し続けると、相手は整理ができません。
自分の話を伝えるためにも、沈黙の時間を作りましょう。
ただ沈黙するのはちょっと・・
沈黙が恐いと感じてしまう人は、以下の台詞を言ってください。
- 言いたいことを少し整理させてください
- ちょっと緊張して喉がカラカラなんで、水飲ませてください。
沈黙のメリットは、話し手にもあり、
- 相手が、自分の話をどの程度理解されているのか確認できる
- 自分の頭の整理できる
より相手に伝わりやすい言葉の選択や、話すスピードの調整が可能です。
自分、相手のために考える時間を作ってください。
喋り続けることが正解ではないで。
まとめ:伝わる話し方を実践して、面白さを上げよう!
今回は、書籍「バナナの魅力を100文字で伝えてください」より相手に伝わる話し方のコツを解説しました。
今回紹介したコツは全36個の中から厳選した5つを紹介しました。
もっと伝える方法を学びたいという方はぜひ一度お手に取ってみてください。
この書籍は行間が広く、字も大きいためとても読みやすいです。
読書に慣れている人であれば2時間程度で読めるでしょう。
相手に伝える力は、日々の積み重ねによって上がっていきます。
伝える力を磨くことで、
- 自分の気持ち、考えが伝わる
- 相手から「それわかる~」と共感を得られる
- 端的に話せる
今までより面白さが上がります。
ぜひ今回紹介した5つのポイントを日常会話で実践してください。
伝える力とともに面白さもアップやで。
それでは、また。
バイバイ。
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